ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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『いかがだったかしら？』


「私は生まれた時から組織にいたの。だからそれまでのお姉ちゃんが知れて新鮮ね」


『それは良かった』



私達には両親がいない
私はハーフで彼女はクォーター
そして家族を組織に殺された






『私もあなたのような妹が欲しかったわ』


「…どうも」


『ところで、ずっとあなたソワソワしてるわよね？何か私に話したいことがあるんでしょ』


心理学などかじらなくても分かる
どことなく落ち着きがない彼女





「あなた母親も医者だって言ってたわよね」


『ええ』


「髪の毛の色瞳の色はあなたと同じかしら？」


『そうね。よく生き写しみたいだと言われたわ』


そう言うと彼女の顔が少し曇った






「…私が組織で働いていたときに居たのよ」



あなたと同じブラウンの髪に黄色の瞳



「組織からはセカンドと呼ばれてたわ」


『なぜセカンドなの？』


「彼女は私のお母さん…ヘル・エンジェルの後を継いで研究を続けていたの」


でもセカンドと呼ばれるのを嫌っていたわ
だから、彼女は自分を名前で呼んでいたの




「『イヴ・ブラウン』」


『お母さんね』


「驚かないのね」


『…私は仮説を立ててたの。一つは一人で命を絶っている。二つ目は私を捨てて一人で生きている。そして、三つ目がお母さんが組織の仲間でありお父さんを殺したということよ』






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