ハイスペックはお断り【名探偵コナン】

40 ページ41

.


『あなたどうしてそれっ…』


その時私の視界は歪んで立てなくなった




『何を…したの…』


「あの女にはちゃんと言ったんですよ？あなたを傷つけずあの男を殺せとね」


『あなたが…』


「あんな顔だけの男あなたにはふさわしくない」


私の意識はそこで途切れてしまった









ブーブー


降谷の携帯が震えていた。この携帯にかけてくる人など数える程だった


「梓さん、少し休憩もらいますね！」


裏に行くとそこには非通知の表示


「誰だ」


「久しぶりだな、バーボン」


それは殺したいほど憎い男だった


「赤井！貴様がなぜこの番号を！！！」


「今日は君と話し合いたい訳じゃない。Aと連絡が取れなくなった」


「っ！どういう事だ！」


赤井の話だと彼女は借りていた本を返すためにやってくる予定だったというが、約束の時間になっても来ないと


「彼女のことだ、何かに没頭してるんじゃないのか？」


「今日は休みだと言っていた。それに彼女の家にも行ってみたが留守だった」


何故彼女の家を知っている。だが、今はそんなことどうでもいい



「君は知っているか。御上真司という男を」


「お前も知っているのか」


「ああ。Aは気づいてないだろうがストーカー男だ」


「ああ。それに危険人物だ。Aを刺した女の携帯を調べたら発信元は御上だった」



となると、答えは１つだ


Aが危ない



.

41→←39

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す