僕たちのヌナ #2 (ページ10)

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不思議ページ10

JS｢A〜｣

『んー？』

JS｢ちょっと来て〜｣

HOMEの振り入れ中、レコーディング中なはずのシュアが私を呼んだ。

録りなおしはよくある事で、てっきりそれだと思ってレコーディング室までシュアの後ろを歩いた。

JS｢入って。僕は振り入れに戻るから。｣

『あ、終わったの？おつかれ。』

シュアに手を振ってると勢いよく開いたレコーディング室のドア。

SG｢ヌナ〜!｣

『おぉー、どうしたのスングァナ』

SG｢僕じゃなくてドギョミヒョンが、｣

『うん？』

レコーディング室の中、ソファの位置を覗くと明らかに落ち込んでる様子のドギョム。

スングァンはカメラを回してた。

SG side

『?!ドギョマッ』

DK｢ヌナ、｣

『なに、どうして泣いてるの、泣かないで、』

ドギョミヒョンの顔を両手で触り、親指で涙を拭うヌナ。その姿もぜーんぶ録画中。

ヌナを呼んだのはこの状況を変えられるのは大体この人だから。

『ジフニに何されたの？』

WZ｢っ？！ちげぇよっ！はぁ、思うように歌えなかったらしい｣

『まだ終わってないの？』

WZ｢終わったよ。俺は満足なんだけど、｣

DK｢3日間、、自分なりに努力して頑張ったのに、、、｣

『そっかそっか、辛いね、嫌だね』

DK｢うぅ、、、ヌナぁー、、｣

ヌナの首に腕を回してそのままヌナを抱きしめるドギョミヒョン。

普段なら蹴り飛ばしてるけど、こういう状況だし、そんな事したら僕が怒られる、

『大丈夫よ。ソクミナの声ならどう歌ったって10点満点中10点なんだから。ジフニも良いって言ったでしょ？』

DK｢うん、でも、｣

『うん。分かるよ。ソクミナが自分に厳しい事知ってるから、今回も納得いかなかったんだよね。いつもの調子が上手く出なかったんだよね。大丈夫よ。明日でも明後日でも録りなおそう。ヌナも一緒に居るから。今日はもう休もう。しっかり休んで練習の倍、上手く歌おう？ね？』

DK｢うううぅ、、ヌナあぁ!｣

『やー、もう泣くのやめな。喉の負担になるでしょ。』

DK｢、、絶対聴いてよ？一緒にいてよ？｣

『約束する。』

ヌナに慰められて立ち直ったメンバーは数しれず。

僕もその1人だけど、ヌナって不思議。

不思議 (終)