僕たちのヌナ #2 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:61,564 hit

エンディングページ7

An Odoのタイトル曲毒:fearで活動中の今日。

今日の音楽番組で私がエンディングの妖精を務めることに。

現場入りから何をしようかずーっと考えてるけど本当に何も浮かばない。

ジュニは花を持ってたし、ほかのメンバーはただカメラを見つめてるだけで絵になるし、でも私は、、、んー、

メイクをしてもらいながらも頭の中はエンディングのことでいっぱい。ついつい眉間にシワが寄ってしまう。

その時。

｢あっ、!すみません！｣

｢あぁ、何してるの、今治すからごめんねアメ。｣

『、、、はい、』

新人メイクアシストさんの手が当たり、赤黒いマットリップが、頬に伸びた。

『ちょっと待って、オンニ、治すのストップ。』

｢うん？なに？｣

来ちゃった。ひらめいちゃった。

『ありがとう！新人さん！これ、すごくいい。』

｢え、え？？｣

とりあえず伸びたリップを治してもらってすぐに演出家さん、監督と話し合って演出を決めた。

JH side

今日の音楽番組のエンディングの妖精はAらしい。アイツこういうの苦手なのに。大丈夫かな、

少しの不安感を持ってエンディングのモニタリングをメンバー全員で確かめた。

そこには

肩で息をするAが毒を飲んだ様な最後の振り付けの後、本当に毒を飲んだかのように唇を手の甲で拭い、伸びた赤黒い口紅。

毒に影響されたかのように虚ろな目で怪しい笑みを浮かべていた。

正直、痺れた。

『どう？』

JH｢すげえな、｣

『ありがとう。アシストさん♪』

この日のAのエンディングが伝説と化したのは当然だとメンバー全員が思った。

エンディング (終)