▼セッター…《69》 ページ21
09.02 Mon
貴方said
９月という字は秋だというのにまだ暑い。
始業式も課題テストももう終わり、
ほかに秋といえば、………
球技大会、修学旅行、この二つが大イベント。
そして今はその1つ。
球技大会の種目決めだ。
委員)じゃあ女子のバレーは藍原さんと鹿丸さん、それと高野さんで決まりました、バスケは……
そして決。
私はバレーをすることになった。
決め方は全て消去法。
バスケ んー…
卓球 んー…楽しそうだけど、温泉以来…
テニス んー…
運動神経はイマイチ。
私はどうしてかバレーにした。
いつも身近に見てるのと、少しの興味。
小さい頃からピアノ、習字と文化系のものしかやってきてなかったからやってみようと思った。
そしてポジション決めの結果……
______________________________________
放課後…
貴方)…というわけで、バレーー教えて下さい(泣)
皆)おー、なるほどー
何故か私はセッターになったのだ。
たかが球技大会、されど球技大会。
素人も参加するものだからミドルブロッカーとかスパイカーのような高度な技術はいらないが、セッターともなるとこれは…
貴方)難易度一番高いですよね…
月島)ジャンケンで負けるとか(笑)
貴方)………(泣)
澤村)こら！月島！
まぁ、一日だけだけれど、
責任感のある仕事だ
谷地)…だっ大丈夫ですよっ！そんなっ命に関わることでもないし
必死に仁花ちゃんが心配してくれる
今までもこうやって頑張ってきたし、やってみるしかないね
…………………………………
でも、そう決意を決めたあと、一緒に帰った菅原さんが
菅原)…俺が教えてやるべ？
なんて言ってくれたのだ。
でもここは真っ先に迷惑ではないか？という気持ちがでる。
けれど菅原さんはそんなことお構いなしにやるべやるべ！なんて言ってきた。
ちゃんと時間大丈夫？なんて言ってれる菅原さんはとても優しい。
そして２人で部活終わりにも関わらず近くの公園に行った。
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作者名：杏雨 | 作成日時：2015年4月3日 22時
