▼七夕…《53》 ページ3
07.07 Wen
貴方said
マネージャーになってから数日。
前から少し手伝いしていたのもあってか仕事にはすぐに慣れた。
学校では水泳が始まっていかにも夏らしくなってきた。
そして今日は織姫と彦星が天の川を渡って一年に一度逢える日___。
西谷)______ってことでいいですか！皆さん！！！Aさん歓迎会含め！！！今日は七夕パーティーーをしようと思いまっす！！！
田中)ちゃんと笹の葉持ってきたぞーー！
月島)…準備万端wそして五月蝿い。
西谷)おぉい！聞こえてんだぞ！月島ｧ！
月島)…ｵﾌﾝっ
随分賑やかだ。
私の歓迎会なんて、恥ずかしい。
でも七夕パーティは楽しみ
田中が掛け声をかけると
｢レッツパーリィ！！！｣
と体育館でパーティが始まった。
みんな食べ物を持ち寄って、色んなものを食べている。
私も"食べ物"を持ってきたので籠の中から入れ物を出した。
日向)おおおおおお☆
影山)ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞっ
それに気づいた影山くんと日向くんが走ってこっちの方まできた。
そしてばくばくと食べてくれている。
田中)あ！ずるいぞ！俺も！
と田中さん西谷さんも駆け寄ってきた。
皆美味しいと頬張っていて、なんだか嬉しくなった。
私が静かに笑っていると、横から口角を上げてのぞき込む菅原さんの顔があって。
菅原)お菓子すごく美味しい！
なんて笑う。
なんて屈託のない笑顔なんだろう
田中)____じゃあー短冊渡すから書いたらあそこの笹に飾ってくださーーーい！！！
じっと菅原さんの顔を見ていたとき、田中さんの声で顔を戻す。
菅原)__うーん、何書こうかなぁ〜
菅原さんはというとマジック片手に書く内容を考え込んでいる
見てしまっていたのは私だけだね
そして私もマジックをもつ。
書いたあとそれぞれ短冊に飾り付けるが
西谷、田中はてっぺんに飾る。
私は下の方に飾ろうとした。
すると菅原さんも同じく下に、隣に飾ったのだ
思わず顔が赤くなる。
菅原さんが分からない______
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作者名：杏雨 | 作成日時：2015年4月3日 22時
