【浦島坂田船】体調が優れない様子ですよ？【風邪ネタ】

いつも元気な赤い彼…4 ページ14

〜志麻さんside〜
坂「やっぱり話すよ。
さっきの続き」
セ「でも…」
坂「僕は大丈夫」
う「ほんとに？」
坂「うん」

嘘つけ。自分の事『僕』って言ったじゃんか…どこが大丈夫やねん…

志「無理は…」
坂「無理じゃない。無理はしてない。」

どこがだよ。声震えてるじゃん…そんなに俺らが頼りないかよ…

志「声震えてるじゃん」
坂「うっ…でも、今、今聞いて欲しいんだ。先延ばしにしたくない。そうやって甘えちゃうのはもう嫌だから。ちゃんと、聞いてくれる？」

俺らが頼りないんじゃない。俺らを、信頼しているからこそ、今、頑張って言おうとしてくれてるんだ

う志セ「あぁ/うん/勿論」

その後坂田は続きを話し始めた

坂「その…ヒートアップして最近はね………っ！すぅーはぁー」

坂田は深呼吸をして、平常心を保とうとしている

坂「ストーカー、され…てるん……だ……」
う「っ！え？ストーカー！？」
セ「ど、どういう」
志「いつから？」

俺は落ち着いているように見せているが、心の中では荒ぶっていた。だって、ストーカーなんて…

坂「そう、ストーカー。えっ…と、いっしゅ……うかん……まえ…くらいから……写真とら…れたり…ﾋｯｸ…いえに…ついてきたり…ｸﾞｽｯ」

ほんとに、なんで気付いてあげられなかったのか…自分が嫌になる

ギュッ

気付いたら俺は、坂田を抱きしめていた

坂「志麻くん？」
志「……」
坂「…志麻くんどうしたん？」
志「……なんで…」(ﾎﾞｿｯ)
坂「志麻くん？ごめん、もっかい言ってくれる？」
志「…なんで！言ってくれんかったん？なんで俺は気付けなかったんや！！ほんま…ごめん…気付けなくて、辛い思いさせて…！ほんま…ダメダメやわ…」
坂「そんな事ない！今まで一人で抱え込んでたことが、僕が悪かったんや！だから志麻くんは謝らんとって…」
志「……じゃあ、もう大丈夫なのか？」
坂「うん」
志「ほんとに？」
坂「…うん。今みんなに話して、聞いてもらって、だいぶ楽になったよ」
志「じゃあさ、坂田」
坂「なぁに？」
志「俺のお願い、2つ聞いてくれる？」
坂「えっと、内容によるかなぁ…」
志「俺を呼んで？」
坂「志麻くん？」
志「……」
坂「え？なんか変な事言った？こうじゃない？」
志「……次」
坂「あ、うん」
志「坂田、好きって言って」
坂「ん？うん。…好き」
志「……違くて、こう…もっと告白っぽく」
坂「……僕、ずっと志麻くんの事が好きでした。」
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