流川楓と彼女�� ページ26
『少なくとも、Aを逃がす気なんかねぇからな』
流川楓 × 同級生
やっぱり流川くんは顔が整っている、と改めてAは思う。
クセのない、サラサラで触り心地の良い黒い髪、女子も顔負けの白い肌、綺麗で整っている高いスッとした鼻に、目を閉じているときに見ればよくわかる長い睫毛、加えてかわいい瞳。
永遠に観察してられると思うぐらいにどのパーツも完璧だ。
現在進行形でAの膝の上に頭を乗せて昼寝をしている流川の顔を先程からAはまじまじと見つめていた。
これが本当に男子なのだろうかと思ってしまうレベルで流川は綺麗な顔をしている。そんな流川の寝顔を眺めているうちに、Aは思わず流川の髪の毛に触れたくなってしまった。
…寝てるから、少しぐらいいいよね。
そう心の中で呟いて流川の髪に手を伸ばした。少しかき上げると自分の指と指との隙間からサラサラと抜け落ちていく流川の髪からはほのかに清潔感のあるいい匂いがしてきた。
シャンプー、何使ってるんだろ
基本、バスケ以外には無頓着だというのに私服もオシャレだし身だしなみもちゃんと整えてるし…やはりセンスというものなのだろうか。
「…ん」
ふと、流川が声を上げてゆっくりと目を開く。その綺麗な黒い瞳に見つめられて、Aは思わず息を止めてしまう。
「…髪」
流川が短く一言で告げたところでAは今自分が何をしていたかハッと我に返る。
そういえばさっきから流川くんの髪の毛を触ってたんだった…
そのせいで起きてしまったのかと思うと申し訳なくなってきた。
『ごめん、起こしちゃったみたい…髪触られるの、嫌だった？』
Aがそう聞くと、流川はぼんやりと宙を見つめて再び目を閉じる。そしてまるで猫のようにAのお腹にスリスリと頭を擦り付けた。
「…別に…気持ちいいから、まだ止めなくてもいい…」
『そっか…』
自分よりも身長は高いくせに、こういうところはめちゃくちゃ可愛いなぁとAは思う。
ルックス良し、バスケのセンスも良しの校内にはファンクラブも存在する流川楓の彼女が自分であるということが、まだ実感もわかない。
流川の頭をゆっくりと撫で、確かに自分は流川の彼女なんだと思いながらAは空を見上げ、あの日のことを思い出した。
流川楓と彼女�□�←〇〇しないと出られない部屋in三井寿��
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三國(プロフ) - ぼくらいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで貰えてるなら幸いです✨これからも更新頑張りますね💪 (2023年1月10日 6時) (
レス) id: db3bdcc075 (このIDを非表示/違反報告)
ぼくらい - いつも楽しく読ませてもらっています❤️🔥 (2023年1月9日 20時) (レス) id: 9239ef16aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三國 | 作成日時：2022年12月31日 9時
