10話 ページ11
ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ
『……あ、また負けた』
いつもなら少し頭をひねれば省略方法とかボスの弱点とか分かって倒せるような相手、でも今日は何故かボーっとしていた
『…ゲームでも弱くなったら、僕現実でもゲームの中でも必要ない存在になるなぁ、、はは』
現実で必要とされる事なんてなかった、高校生でもないのになぜ僕が1人暮ししているのか、それは至って簡単な理由だ、親は僕を置いて海外で暮らしているから。
親から虐待なんてされたこと無かった、出ていったのは、、いきなりだった、親の私物も携帯と財布以外は家に全部ある。
『…僕。最低だなぁ』
少し、ほんの少しだけ、荒れた街の中親に守ってもらえていた子供が羨ましく見えた、、
『……色んな意味で惨めだなぁ』
僕はそう独り言を呟きながらゲームを再開しようとした
空閑「まだ起きてたのか」
『……え、？』
空閑「毎回思うがカタカナ反応遅いよな」
『あ、、そうだね』
当たり前のように窓から入ってくる空閑
レプリカ「2階だからと言って窓に鍵をかけないのは不用心だぞA」
『あぁ、今度から気をつける』
『学校の用事は済んだのか？』
空閑「あぁ」
「で、カタカナはいつ寝るんだ？」
『あーと、今から寝ようかと』
空閑「今日２回目の嘘だな」
『……僕3日くらい寝なくても平気、慣れてるから』
空閑「なんと！カタカナにも睡眠はそんなに必要ないのか？！」
レプリカ「いやAの場合は睡眠よりゲームを優先したい欲が勝っているんだろう」
『……あはは』
『…そうだ、ゆーま達は帰る家とかあるのか？』
空閑「あるよ、でも帰る必要ないしここは街が綺麗だからな見ていて飽きない」
『補導されないように気をつけろよ？』(汗
空閑「カタカナ寝ないのか？」
『うーん。今日は寝なくていいかな、寝れそうにないし』
空閑「そうか、ならこの街のことについて教えてくれ！まだ分からない事がいっぱいあってな」
『あぁ、いいよ』
空閑「あと、カタカナの事も教えてくれ」
『え？』
空閑「カタカナの事を知っておきたいからな！！」
それから朝まで街の事、ルール、僕の事、を話せるだけ話した
僕のことはあまり話さなかったけど
空閑「もう朝になったな」
『そうだな。』
『…久しぶり朝ごはん作るか。』
『ゆーまも食べるか？』
空閑「カタカナの手料理か、、ふむ。食べる」
『りょーかい』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice - 更新頑張ってください‼とても面白かったです‼ (2023年2月20日 11時) (
レス) @page25 id: 37c62558af (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - 8話で年齢14歳なのに一年にしてますよ 物語凄く面白いです (2022年4月24日 19時) (レス) @page9 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
真尋 - とっても面白かったです！ワートリの夢小説とかって結構似たようなのが多いけど、このお話はまだ見たことがないものだったのでわくわくしています。更新頑張ってください。楽しみにしてます！！ (2022年4月17日 8時) (レス) id: 70e0be6b48 (このIDを非表示/違反報告)
なや - 頑張って下さい！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page1 id: 8cf2aca477 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：K.N | 作成日時：2022年3月29日 23時
