鬼魅永遠に「YG」 (ページ2)

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ユンギと別れてたからメイクも落とさずなだれ込むようにベッドに横になった

全部全部、終わったんだ。

もう、彼の笑顔も怒った顔もちょっと項垂れた顔も見ることが出来ない。

「…ユンギ」

私が、韓国人だったらよかったのに、

何度そう願ったってもう叶うことは無い。

気づいた時にはもう眠りに落ちてしまっていて、酷い悪夢を見た。

初めて、ユンギのお母様に会ったあの日のこと。

「ユンギ、ちょっとAさんと2人にしてくれない？」

YG「…なんで」

「女性だけの話もあるのよ～！」

今思えばこれが、全ての悪夢の始まりだったんだ

「…Aさん」

ユンギが出ていったことを確認したあと、お母様の声は想像を絶する程低くなり恐ろしかった。

「…はぁ、貴方日本人なんですって？」

嫌なくらいに心臓がバクバクと音を立てたのは後にも先にもこの時くらいだろう