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大きな音に、思わずびくりと反応してしまった。
「あ、すみませんいきなり……。でも俺、今日のお見合いを楽しみにしていたんです」
「……楽しみ？」
「ええ、まあ。それで、実際にその、Aさんに会ったら緊張してしまって……お恥ずかしい話ですが」
そう言って、照れた様子で笑う工藤さんに、不覚にもきゅんとしてしまった。じゃあ、表情が強張っていたのは、ただ緊張していたから……？
「それから、お見合いの話も、元々は俺がわがままを言ったんです。どうしても、Aさんとお会いしたくて……」
「……えっと、どうしてそこまで、私のことを？」
だって、釣り合わないくらい平凡顔だし、性格もいいとは言えないし、推理の話もわかんないし……考えれば考えるほど、自分の長所がわからない。
「えっ、と……その、一目惚れと言ったら、Aさんは笑いますか？」
「……一目惚れ？」
「はい。覚えていないかもしれませんが、一度だけお会いしたことがあるんです、だから、母にお見合いの話をされて貴女の写真を見せられたとき、とても驚きました」
嘘……全然覚えてない。こんなイケメンと会ったことを忘れるだなんて、私の頭はどうなってるんだ。
「まあ、覚えてなくて当然なんですけどね。俺が小学生だったときのことなので」
「そんな昔のこと、よく覚えてますね」
思わず感心していると、はっとしたような顔でええ、まあと彼は答えた。何かまずいことだったのだろうか。
「……あの、Aさん。今、気になっている方とかいるんですか？」
「いませんよ。色恋には全く接点がないもので」
「それなら……俺との交際、考えて頂けませんか？」
その目はとても真剣で、一目惚れされた、という事実を思わず受け入れそうになった。
「……一応、私なりに考えます。でも、すぐにお応えするのは難しいと思います。自分に自信がないもので……一目惚れされたというのも未だに信じられないんです」
「もちろん、すぐに返事をもらおうとは思っていません。ゆっくり考えてください。Aさんが俺のことを考えてくれてる、というだけで嬉しいですから」
爽やかな笑顔でそう言い切る彼に、顔が熱くなった。男性に対しては免疫がないのだ。やばい。心臓の鼓動が速くなる。
「好きな女性の心を正確に読み解くのは難しいですが、Aさんを振り向かせる為にも、頑張りますね」
その台詞に、またきゅんと胸が高鳴った。私が彼に振り向くのも、恐らく時間の問題だ。
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推しだけが愛してくれたら。【ワンピース カタクリ・ペロスペロー】____ムムチー様リクエスト→←お見合いをしたら。【名探偵コナン 工藤新一】____リアビーバ-様リクエスト
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シオン(プロフ) - ムムチーさん» そう言って頂けて嬉しいです！こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました！ (2020年4月9日 11時) (
レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ムムチー(プロフ) - ありがとうございます!!宇髄さんが派手派手にかっこよくてキュンキュンでした!!本当にありがとうございました!!!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: c20b5adaac (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ムムチーさん» リクエストしてくださった小説ができました！何ヶ月もお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした！ (2020年4月8日 18時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リアビーバ-さん» こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました！またの機会があれば是非よろしくお願いします！ (2020年2月16日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - いえ、全然大丈夫ですよ！！！ありがとうございました！また機会があったらリクエストしますね♪ (2020年2月15日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2019年4月25日 23時
