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36話 青年 ページ38



しまった……実年齢を言う必要はなかった。
月英さんは未だ困惑を隠しきれていないけれど、鬼について何か知っている様子だし、是非彼女から話を伺いたかったのに。


…ああ、横から見かねてため息をつく音が聞こえる。

おそらくだが、霞柱様は任務に不要なことは極力避けていたいのだろう。その理論で行くとこの話を切り上げるためにまた余計な毒を吐きかねない。


『(ここは……)』


静かに息を吸って、吐いた。
大丈夫。教えられたこと以外を話すのはあんまり得意じゃないけど、私は大丈夫。これまでも上手くやってきた。大丈夫だ。


「……もういい、店を

『月英様』


きょろり、と霞柱様がこちらを見た、目が合う。
どことなく不機嫌な気配がした。遮られたのを怒っているのだろうか。……いや、


『…確かに、私たちは若輩者です。
半世紀も生きていませんし、危ういところはあるでしょう。不安を与えてしまい申し訳ございません。

ですが鬼殺隊の一員として任務でここに来た以上、そんな理由で歩みを止めることは許されません。
私も彼も、鬼を滅するためにここまで来ました。そのためなら命を懸ける覚悟があります。

そこに年齢は関係ない。どうかお話を聞かせて頂けないでしょうか』


再び、深々と頭を下げる。
月英さんからは動揺と心配の気配がした、本気で私たちのことを案じてくれているのだろう。


「そ、そんな……どうか頭を上げてください…………、あっ」


月英さんが短く声をあげたので、何かあったのだろうかと視線をお店の入口付近に向ければ、そこには二十代前半くらいだろうか、背の高い青年が不思議そうな顔をして立っていた。


「?母さん…?どうしたのその人達」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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ほしいも(*^^*)(プロフ) - 設定めっちゃ自分の好みでした!(笑)更新少しずつでいいので頑張ってください〜!😁 (12月13日 16時) (レス) @page40 id: 88768a4726 (このIDを非表示/違反報告)
向汰(プロフ) - 空桜さん» そう言っていただけて嬉しいです!それに、私以外にも頑張っている方がいらっしゃるのだと思うと少し肩の力が抜ける気がします(´˘`*) 試験頑張ってください。応援しています (2019年9月23日 1時) (レス) id: 1112aaa288 (このIDを非表示/違反報告)
空桜(プロフ) - 待ってますね!私も就職試験あります。お互い頑張りましょう! (2019年9月23日 1時) (レス) id: e5333279ca (このIDを非表示/違反報告)
向汰(プロフ) - 何卒さん» ありがとうございます〜〜!気長にお待ちください(´˘`*) (2019年9月22日 21時) (レス) id: 1112aaa288 (このIDを非表示/違反報告)
何卒 - めっちゃ気になるところで終わってしまってウズウズしてます。笑 続き楽しみにしています! (2019年9月21日 1時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向汰 | 作成日時:2019年8月25日 1時

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