爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ28)

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「これはほんとに助かるわ！是非、今からでも手伝ってちょうだい！！」

ぐぐぐっと治素さんが寄ってきて、私の手を強く握った。

「あ、はいっ！」

「じゃあ私は帰るよー」

「ありがとうございました！！」

リカバリーガールはそのまま学校へと帰っていった。

「早速なんだけど、Aちゃん、今日は時間ある？」

「あ、あります！」

急いで勝己に、今日は遅くなると連絡を入れた。

「最初だし、、擦り傷程度のものから治してもらおうかしら。自分で、限界は分かる？」

「はい。」

「なら、限界が来たら言ってね。」

そして治素さんは、お医者さんと看護師さんに話をつけてくれて、患者さんの了承が出たら治癒に向かうことになった。

「お願いします。」

早速1人目の患者さんが来た。

「手、肘、膝の切り傷と擦り傷です。」

「分かりました。失礼します。」

患者さんの体に触れて力を込める。

すうっと怪我が治っていった。

「わぁ！ありがとうございます！」

「いえいえ。」

「ここまで綺麗になるのね。」

すると後ろから治素さんが話しかけてきた。

「大体は元通りになります。」

そしてその日は何人かの患者さんの怪我を治した。

「じゃあこれからは来れる時にいつでも来てちょうだい。」

「分かりました。お疲れ様です。」

手を振ってくれた治素さんに一礼して、病院を後にした。

こうして私は治癒のキャパを上げるために、総合病院でのお手伝いを始めた。

(あとは共有だ、、、体育祭まで時間がないから頑張ろう、、。)