情報提供29回目(椿) ページ31
えーと、見られちゃ不味い書類は…っと、あ、そうだ、この間帰ってきた時に焼却処分したんだったね。なら大丈夫か。
不味い物は燃やすか沈めるか、粉砕するかの3択だよね。裁断機なんて僕、信用してないから。あんなの直ぐに再生できちゃう!
ローワン、ドスくん居るけど出てきてくれる?
脳内で呼び掛けると、僕の助手のローワンがぽんっと目の前のソファに腰掛けていた。
「Aお帰りなさい。横浜はどうだった?」
「そこそこかな。変わったことはドスくんが大変身した位…だね。あ、そうそう。ローワン、悪いんだけど紅茶いれといてくれないかな」
「うん、分かったよ。序にお茶受けにクッキーとかも用意しとく」
でも、彼の人が居る時に僕を呼ばないでよ、と最後にそう言ってローワンはキッチンへ消えていった。
……そんなに苦手なの…?
「ドスくん、どーぞ!外暑かったよねー、冷房効いてるから入って」
ドスくんは例の何考えてるか分かんない顔で表札を見ていた。
「…Aくん、佐々木って、誰ですか?」
「僕の(此処での)お名前だよ」
偽名使わないとやってらんないよね。まあこの顔で佐々木って言うのはちょっと無理があるんだけど、此処横浜だしね。ハーフだって言っときゃ何とかなるんだよ。
「何となくわかりました。で、でも佐々木…」
くつくつと笑うドスくんに来客用のスリッパを出した。
ーー
はい、やっぱり短いよね!ごめん!
あっすん次お願い致します!
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