episode 100 ページ10
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人にご飯を作るのはこんなに楽しい事だっただろうか。
神谷さんにご飯を作る事は、神谷さんを起こさない程度の大きさの鼻歌を歌ってしまうほど楽しかった。
卵焼きを焼きながら白いお皿を出す。
お湯を沸かしている間に本棚にあるたくさんの本を読みたくて、本棚を見て、気になった本を手に取る。
本や映画の趣味は神谷さんとは結構合うらしく、私が好きな本も入ってて少しだけ嬉しくなった。
本棚の隣の棚の上にあった、神谷さんと女性の写真が入っていた写真立てはしまったのか、無くなっていた。
…まぁ、そんな気にすることじゃないんだけど。
神谷「…おはようございます。」
『あ、おはようございます。』
神谷「また、ご飯作ってくれたんですか？」
『…神谷さん、食べる前に鏡見てきてください。』
神谷「え？」
『寝癖ついてます。』
私がそう言うと、眠そうな目をこすっていた神谷さんは少しだけ顔を赤くして洗面所に走っていった。
洗面台を覗くと、焦った様子でブラシで寝癖がついている髪をとかしていて、思わず笑ってしまった。
「笑わないでくださいよ…。」と顔が赤くなっている神谷さんを見て、なんだか微笑ましくなってしまう。
『今日は何時頃帰ってきますか？』
神谷「今日は…7時、8時くらいですかね。」
『わかりました。ハンバーグ作っておきますね。』
神谷「…ありがとうございます。」
さっき沸かしていたお湯で作ったお味噌汁をお椀に注いで、神谷さんが昨日座っていた場所に静かに置く。
するとご飯の匂いにつられてきたのか、寝癖をまだとかしている神谷さんがキッチンの方にやって来た。
神谷「…美味しそうですね。」
『良かった。寝癖直したら座ってくださいね。』
神谷「…まだついてます？」
『ちょっとだけ。後ろがぴょんってなってます。』
神谷「…ここですか？」
『あ、そうです、そこです。』
神谷さんは寝癖の場所を見つけると、また洗面所に向かい、ブラシで寝癖の場所をブラシでとかす。
既視感があると思ったけれど、多分、高校生の時に寝坊した時の私に似ているな、と思ったのだろう。
それと重ねてしまったからか、余計に面白くなってしまって、気付くと笑いが止まらなくなってしまっていた。
神谷「お待たせしました……なに笑ってるんですか。」
『すいません、ちょっと、ツボに入っちゃって…。』
神谷「なんでですか。」
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そある(プロフ) - こんにちは。突然連絡をしてしまい、すみません！あなたの番ですの再放送をしており、この夢小説の内容が気になって、読んだ結果とても面白い、楽しいと感じました。完結おめでとうございます！作者さんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (2021年7月10日 16時) (
レス) id: c056380204 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - 完結おめでとうございます！全話楽しく読ませていただきました。終わってしまうのが寂しいです…。作者さんには「ありがとう」でいっぱいです。お疲れ様でした！ (2019年11月10日 10時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも陰ながら応援していました。とても読みやすく本当に面白くてキュンとして完結したのも少し寂しいです ただ本当にありがとうございました！この小説に出会えて良かったです (2019年11月10日 2時) (レス) id: cd6555e146 (このIDを非表示/違反報告)
がなと(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しみに待っていた小説でした。本当に面白かったです！ (2019年11月10日 1時) (レス) id: 9453040fcf (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 135話に誤字がありました。「同性」ではなく、「同棲」です。 (2019年11月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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