episode 105 ページ15
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目が覚めると、視界は見覚えのない床にあった。
記憶の破片を探り出し、ようやく見つけた破片は私には信じたくないような破片で投げ捨てたくなった。
…お兄ちゃん。
手をついて立ち上がろうとしたけれど、立ち上がる事が出来ずに、気付いたら床に叩き付けられてしまった。
叩き付けられた肩の痛みに耐えながら、私は何故か動かなかった手に何か異常があるのではと思い、手を見た。
『えっ………？』
翔太さんがされていたように、私の手首と足首は黒いガムテープでぐるぐる巻きになっており、腕には…
腕には、謎の点滴が繋がれていた。
私、死ぬのかもしれない。
そんな事を考えてしまい恐怖で顔が歪んでしまったのが自分も分かると、誰かが私の方に歩み寄ってきた。
『…お兄ちゃん……？』
二階堂「……いつの間に倒れたの。」
『何これ、何この点滴。…外してよ。』
二階堂「………まぁ、そこで大人しく見ててよ。」
歩み寄ってきたお兄ちゃんは動けない私の体を起こし、翔太さんが寝てるベッドの方に体を向けさせた。
するとそこに寝ていたのは、翔太さんだけではなくて、翔太さんの隣のベッドに、あの人も眠っていた。
『沙和ちゃん…！？』
私の声に気付いたのか、眠っていた沙和ちゃんと翔太さんはほとんど同時のタイミングで目を開いた。
開いた後は、ほとんど私と同じリアクション。
両手と両足を縛られていることに気付き、自分の腕に繋がれている謎の点滴に不安そうな顔を見せる。
よく見ると点滴が繋がれている場所に何かが貼られていて、よく見るとゾウとキリンの絵が描いてあった。
黒島「私達、殺されるんですか…！？」
翔太「……くっそ、これっ…！」
『…翔太さん、ちょっと確認したいんですけど、』
翔太「…なに？」
『……この一連の事件の犯人は、』
お兄ちゃんだって事ですか…？
そう聞こうとした時に、私が座っている横にある扉から何気ない顔をしてお兄ちゃんが出てきた。
お兄ちゃんが犯人だなんて、信じたくない。
そう思いながらお兄ちゃんを精一杯睨んだけれど、今起こっている最悪の状況が変わるわけではなかった。
そしてそのまま翔太さんと沙和ちゃんに繋がれてる点滴の袋を持ち、淡々とした様子で何かを説明し出した。
二階堂「…ゾウを選べば手塚さんが、キリンを選べば黒島さんが死にます。あの時と同じですね。」
翔太「なに言い出してんだよ。」
二階堂「……僕が殺したんですよ、菜奈さんを。」
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そある(プロフ) - こんにちは。突然連絡をしてしまい、すみません！あなたの番ですの再放送をしており、この夢小説の内容が気になって、読んだ結果とても面白い、楽しいと感じました。完結おめでとうございます！作者さんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (2021年7月10日 16時) (
レス) id: c056380204 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - 完結おめでとうございます！全話楽しく読ませていただきました。終わってしまうのが寂しいです…。作者さんには「ありがとう」でいっぱいです。お疲れ様でした！ (2019年11月10日 10時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも陰ながら応援していました。とても読みやすく本当に面白くてキュンとして完結したのも少し寂しいです ただ本当にありがとうございました！この小説に出会えて良かったです (2019年11月10日 2時) (レス) id: cd6555e146 (このIDを非表示/違反報告)
がなと(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しみに待っていた小説でした。本当に面白かったです！ (2019年11月10日 1時) (レス) id: 9453040fcf (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 135話に誤字がありました。「同性」ではなく、「同棲」です。 (2019年11月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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