第２話！ ページ4
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相良side
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真壁「...卑怯なのは変わってねぇんだな。」
相良「別に卑怯な手を使ってはいけない、なんてルールは言われてなかったからな。」
こうでも言っとかなきゃ、相手にナメられる。
俺よりも何年も年下な奴にナメられるなんて、俺のプライドが絶対に許さない。
周りからしたらくだらないプライドかもしれないが、俺からしたら大事なプライドだ。
真壁「...なんでこんな奴がいいんだよ。」
相良「さぁな、アイツも随分と物好きな女だよ。こんな野郎でも好かれるんだな。」
真壁「...絶対殺す。」
相良「かかってこい、クソガキ。」
そう言って俺は真壁に向かって中指を立てる。
だが、やっぱり若いと何か違うのだろうか、こいつは俺と違って息の乱れ方が軽い。
こんな事あるなんて知ってたら、その辺にいるチンピラボコボコにしてたのに。
何も言わずに呼び出すなんて、お前も相当卑怯な手を使いやがったクソガキだよ。
そんな事を思ってる間にも、真壁は俺の方に何度も何度も蹴りやパンチを入れてきた。
最近やってなかった喧嘩の記憶が、だんだんと戻ってきて、俺も本気を出せるようになった。
こいつよりも体力はないかもしれねぇが、喧嘩は体力なんかより、経験が物を言わせる。
いくら体力があったって、喧嘩をしたことがない奴が喧嘩をしたってすぐに負ける。
真壁「はぁ、はぁ...」
戦ってどのくらいが経っただろうか。
流石のこいつも疲れてきたのか、息が荒くなってきた。
手加減してやれるほど俺も優しくはない。
そんなのお構い無しに、俺は真壁の腹に蹴りを入れ、倒れた真壁の頬を何発も殴る。
真壁の息づかいはさらに荒くなり、明らかにもう限界だ。と体が叫んでいるのが分かる。
真壁「はぁ...げほっ、げほっ」
相良「なぁ、もう辞めにしねぇか。お前も俺もボロボロだしよ。それがお互いの為だろ。」
真壁「...まだだ、まだ、決着はついてない。先生を俺のものにすんだ、よ...。」
真壁はそう言いながら立ち上がろうとするが、フラっとしたかと思えば、倒れ込んだ。
相良「...おい、もう認めろよ。お前の体はもう限界だ。このままだと本当に死ぬぞ。」
真壁「ち、くしょう...。畜生...。」
真壁は倒れ込んだまま、そんな言葉を残し、男泣き、という物を俺に見せてくれた。
...綺麗な涙だった。
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人でなし好き(プロフ) - 今日から俺はが凄く好きで、ドラマをやっていたころは占ツクを知りませんでしたが、この作品と出会えて、もっと好きになりました。最終更新日が3年前なので、更新はすぐに来ないとわかっていますが、ゆっくりでいいですので、続き楽しみにしております。 (11月14日 16時) (
レス) id: 7b8c559267 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま - 続き書いてくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします!!応援してます (2020年8月13日 8時) (レス) id: 85de5ccc45 (このIDを非表示/違反報告)
eruruka(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました！！！ゆっくりの更新でもいつまでも待ってます！！ (2020年8月3日 4時) (レス) id: 13080b423a (このIDを非表示/違反報告)
梅?(プロフ) - 更新してくださったの嬉しすぎて涙出ました！！！この作品大好きで、何度も好きな話を読み返したりしてずっとお待ちしてました！！！ありがとうございますorz (2020年7月31日 1時) (レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - ﾝﾝﾝ待ってましたありがとうございますゥ…この話とても大好きです！急いで更新する必要ないと思います、頑張ってください！ (2020年7月24日 23時) (レス) id: 36a2a79fdd (このIDを非表示/違反報告)
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