怪演女優 Forty Seven

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間宮「ん。……じゃあ寝るわ、」

『ふふ、はぁい、おやすみぃー。』

山田「………。」

『ノラちゃん寝てた方がいいよ、やっぱ顔色悪いから、』

山田「……はい、……っ、」


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『……っ、』

「……どうしたの、」

『ん？あー、いや、？弾丸詰めるの久しぶりだなぁって。』

「……そっか。」

『……覚悟はいい？今からこれで、あんたの脳天ぶち抜くけど。』

「……うん。」

『……怖い？』

「……いざ、死ぬってなると……ちょっとだけ怖いね、」

『……ふふ、……そういうもんだよ。』

「……でも、思い残す事は無いから、」

『……最後くらいさ、マスク外したら？このままだと、どこの強盗が死んだんだって騒がれちゃうからさ。』

「……うん、」

『…………。』



村上「……………。」



『………っ、』

村上「……なに、あんまジロジロ見ないで。」

『っ、ははは……ほんっとに似てるなぁ……。……そっくり。』

村上「……よく言われてた、」

『……ほんっとに病気なんだね、……顔色悪いや、』

村上「……多分、あと、一ヶ月もないんじゃないかな、」

『まじか、』

村上「うん、……まじ。」

『……ほんとに、一ヶ月早く死んじゃっていいの、？』

村上「しつこいなぁ、……良いんだってば、」

『……そう、……じゃあその前に、私のお願い叶えてくれる？』

村上「うん、……今日、いろんな所連れてってもらったから。」


『一回だけ、……ハグしてもいいかな、？』


村上「……いいよ。」

『……っ、ふふ、……こんな感じなんだ、……流石にわかんないや、』

村上「……お前なんかに、分かってたまるか。」

『……そっかぁ、……それもそっか。……うん、そうだね。……っ、よし、満足。……ごめんね、お待たせ。……じゃあ、やろっか。』

村上「……撃たれるなら、眉間がいいな。」

『……分かった。……あんまり狙うのは上手じゃないから期待はしないでね。……じゃあこのまま撃っちゃうけど、……最後に言い残す事は？』

村上「……じゃあ、ひとつ。」

『うん。』


村上「……兄ちゃんは、あの場所で殺されて、きっと幸せだった。」



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村上虹郎くんの役柄については、こちらの35話を見ていただけると
なんとなく関係性が分かると思います。

怪演女優 Forty Two

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