おわりの話！ ページ47
猛くんから急に言われた一言に、私は身体が固まってしまった。
ただ、頑張って口から捻り出したのは
『なんで』
という疑問系の言葉だった。
『なんで』という言葉を何度も何度も吐いている内に、目から涙が溢れてきてしまった。
相良「...悪い、別れてくれ。」
『何度も言わないでよ、だけど、なんで？理由は？』
私が理由を聞いても、猛くんは黙ったままだった。
相良「...。」
『なんで、なんでよ。猛くん、ずっと一緒にいたのに、急になんでよ。』
相良「...悪い。」
『謝らないでよ、だから...。別れる理由を教えてよ、嫌だよ。別れたくないよ。』
そう言っても、猛くんは、「悪い。」としか言わなかった。
言えないような理由なのだろうか。
まさか...
『他に好きな人が出来たの？』
相良「違う。」
『じゃあ、もう私の事嫌いになった？ 』
相良「そうじゃない。」
『私が迷惑ばっかりかけて、うんざりした？』
相良「違う、そうじゃねぇ。」
『じゃあなんなの、なにが理由なの？』
私の問いには、猛くんは全て否定した。
どんな理由なのかは分からないけど、猛くんに原因があるとは思えなかった。
多分、いや、絶対に私に原因がある。
私が毎回大怪我してきて、喧嘩もできなくて、毎回毎回猛くんに迷惑かける私に。
多分、猛くんは私を悲しませない為に、理由を言わないんだと思う。
そう言い聞かせて、自分の心を抑えようとした。
だけど、私の思いとは別に、心はズタズタになってしまっていた。
私に原因があったんだ、と考えていく内に、涙が止まらなくなってしまっていた。
相良「...行ってくれ。」
『...。』
こんなズタズタの状態で、ここにいろって言う方が無理だ。
私は猛くんの言葉通り、その場を離れる事にした。
相良「...悪い。」
外は、ザーザーと雨が降っていた。
なんだか、あの時の事を思い出してしまう。
...。
『これから、どうすれば良いんだろう。』
そんな事思いながら、とぼとぼと商店街を歩いていった。
...私が、弱いから。
弱くて喧嘩も出来ないから、簡単に猛くんに愛想を尽かされるのだろう。
...多分、他の女の人の所に行ったんだろうな。
だったら、このまま黙っていよう。
このまま喧嘩のできないスケバンとして、静かにこの街で過ごしていよう。
『...なんて、言ってたまるか。』
To Be Continued...！？
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
