第４０話！ ページ46
『猛くん！』
放課後、校門で猛くんの事を待っていると、猛くんがこちらに向かってくるのが見えた。
私が手を振ると、猛くんも手を振り返してくれた。
だけど、なんだかちょっと複雑そうな顔をしていた。
なにかあったのだろうか。
相良「...パンケーキでも食うか。」
『え、いいの？』
相良「...あぁ。」
やっぱり元気がない。
どうしたの、と聞こうとしたけど、その前に猛くんは私の手を引っ張ってしまった。
本当に大丈夫だろうか。
『...パンケーキ、猛くん選んでいいよ。』
相良「...え？」
『元気なさそうだから、猛くんの好きな物を食べよう？そしたら元気出るかもでしょ？』
私がそう言うと、机の下にあった私の手を、猛くんは握った。
普段、そんな事しないのに。
そして
相良「悪い...。」
と、何故か謝ってきた。
『どうしたの？猛くん、なにかあったの？』
そう聞こうと思った時、タイミング悪く店員さんが注文を取りに来た。
なんてタイミングが悪いんだ、と思いながら、お店の中の一番人気のパンケーキを頼んだ。
相良「...。」
やっぱり猛くん、なにかあった。
なにもない時に、こんな思い詰めたような表情はしない。
猛くんのこんな表情、初めて見た。
本当になにがあったのだろう。
『猛くん、また開久の人達がお金奪ったりしたの？』
相良「違う。」
『じゃあ、また三橋さん達が猛くんにちょっかい出してきたの？喧嘩売ってきたとか？』
相良「そうじゃない。」
『じゃあ...』
相良「A。」
猛くんはいきなり、私の名前を呼んだ。
思わず私も『はい。』といい返事をしてしまった。
そんな私を見て、猛くんはクスクスと笑い、私の手をまた握ってきた。
そして...
相良「...Aは、俺の事好きか？」
と、なんだか意味深な質問をしてきた。
『うん、好きだよ。なんで？』
相良「...俺もAが好きだ。」
どうしたんだ、急に。
だけどそんな事を堂々と言われたのが嬉しくて、少し照れてしまった。
『やだなぁ。』と照れていると、猛くんは私を見てこう言った。
相良「...今から、Aはショックを受けるかもしれない。そしたら、真っ先に智司の所にいけ。」
『智司さん？なんで？』
私の質問にも答えず、猛くんは
かつてない衝撃の一言を言った。
相良「俺と、別れてくれ。」
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
