小さい本科さま (ページ3)

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2cm ページ3

ペチ

ペチペチ

可愛らしい音が聞こえる…

べチィ！！！！！！

『いｯｯｯｯｯｯた！？！？！？！？え！？何！？！？』

「ようやく起きたかバカ主」

さっきまでの可愛らしい音とは違って明らかに強く叩かれ思わず飛び起きれば目の前には初期刀の国広と顕現したての長義くんが可愛く座っていた

いや、国広は可愛くないね。もう一度叩こうとしてるもん、主だよ私？？？？いや確かにこの本丸のラスボスは君と言っても過言では無いけど！！！！

ギャーギャー心の中で騒いでいれば心配そうに眉を下げた長義くんが私に近づいて頬を撫でてきた

「あるじ、だいじょうぶか？たいちょーくずしてたって…」

『え、あ、大丈夫だよー！！ほらこの通り！！！だからもう心配しなくても元気だよ(？)』

「！ふ、ふん！このおれがしんぱいしたんだ、あたりまえだろう！」

やだ何このツンデレショタ可愛い(真顔)

その後、長義くんの話を聞いていればなんとなく、なんとなぁくだが大太刀や打刀の時の記憶、それから国広との記憶と山姥を斬った記憶があるだけで後はスポーンと抜けているらしい

つーまーり？

『お母さーーん！！！！！お八つ頂戴！！！！！！』

お八つ作ってる最中の歌仙の所に突っ込んじゃうよね！！！！！
いやー起きた時がお八つ前でよかった！！！！歌仙にお八つ抜きにされるところだった！！！！！

国広？国広はツンデレ長義くんを見てずっと固まったままだから放置してきた

「誰がお母さんだって…！？」

『歌仙』

「はぁ？？」

待って、ガチトーンで返された。泣くんだけど

何言ってんのこいつみたいな目線を受けていたら控えめに服を握っていた長義くんが口を開いてこう言った

「お、かあ…さん？」

『ブハッ！！！wwww』

まぁ吹き出すしかないよね

吹き出す私を前に歌仙は泡立てを持ったまま呆然とした後覚悟を決めた様に長義くんの前にしゃがんで肩を掴んだ

「………僕が雅に育てあげてあげるからね」

ファー！！！！！wwwwwwww