【ツイステ】でかけよ、オンボロ寮(仮)

246.怒ってる以外わからない ページ46

『…や、えっと』


…


盛大にしくった


触れてはいけない部分だと理解はしていたのだが、正直光景が頭に焼き付いて離れない
それを念頭に会話していたせいかここにきてボロが出たどんなタイミングだ
誤魔化すにしても弁明するにしても言葉を続けなければと頭ではわかっているのだが
こう言う時に限って語彙力が致命的に低下する
語彙の前にまず喉から言葉が出てこない


(…踏んだり蹴ったり)


踏む蹴ると言うか自ら谷底に満面笑顔wピースで落ちていったくらいの救えなさを感じる




ジェイド「そんな顔をなさらないでください」


『…怒ってます？』

ジェイド「まさか、貴方に怒る理由がないでしょう？」

『…思ったこと言っても怒りません？』

ジェイド「えぇ、聞かせてください」


『…えっと、あの女の人もいわゆる人間じゃないですか』


ジェイド「…えぇ、そうですね」


『前にジェイドさん言ったじゃないですか。陸の男女がどうのーって

あの女の人の方が私より効率的と言うか、手っ取り早く教えてもらえたんじゃないかなぁ、とか、…思ったり…？』


ジェイド「…」



…いや、まさかの回答無し？



『お、怒るのナシですよ？』

ジェイド「いえ、その、別のことを聞かれると思っていたものですから」

『…いや、そんな女の人との関係聞くほどデリカシー０ではないですよ流石に』

ジェイド「…では、どう思いました？僕を見て」

『どうって…


接待って大変そうだなぁ。…くらいですけど』



ジェイド「…」

『…』



すみません、この途中に挟まれる沈黙時間はスポーツで言う「タイム」でも挟まれているんでしょうか

え、何、回答間違えたってことでファイナルアンサー？(大混乱)



ジェイド「Aさん」

『う、うス』

ジェイド「僕も二つほど聞いて頂きたいことがあるのですが、お時間を頂いても？」

『あ、ハイ。もう、好きなだけ(?)どうぞ』




ジェイド「薄々は気づいていましたけど、僕、貴方に全くと言うほど意識されてないんですね。非常に残念です」



『…うぇ？』

ジェイド「どうしたら貴方の頭に僕が残るものかとこれでも常日頃考えているのですが
唯一残ったのが他の女性といるところなんて、

正直僕でも多少はイラっときていますよ」

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