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春休みも明けて、新学期が始まった。
私はいつものように聡と部活に行くと音楽室はとても賑やかだった。
『あ、先輩！この前オープンスクールでお世話になった齋藤ミクです！』
「あ、みくちゃん！これからよろしくね、笑」
『はい！』
そう言ってみくちゃんはホルンを準備し始めた。
聡「Aが先輩らしくしてるとこ初めて見た、笑」
「なによ、聡だって……」
『あ、聡先輩！』
すると1人の男子が聡のところに挨拶しに来た。
(聡も、満更でもない顔して先輩ズラしてんじゃん？笑)
健「おーい、皆、話すことあるから席つけー」
中島先生にそう言われ、
みんなは席につき始めた。
健「えー、夏に行われるコンクールの楽譜をもう配ろうと思う。」
「……」
その時私はどんな曲を吹くんだろうとドキドキしていた。
そして、前の人から楽譜が順に渡された。
私は楽譜を両手に手で持って題名を見た。
そこには「Tokyo Hipster」と書かれていた。
健「えぇ、コンクールの曲は、このTokyo Hipsterに決定しました！」
Tokyo Hipsterはコンクール曲でも有名の曲。
間奏のトロンボーンとトランペットのセッションが見せ所だ。
「聡、トランペット、頑張って！」
聡「う、うん。」
それから皆は譜読みをし始めたり、初見で吹き始めたりしていた。
私も急いで聡と一緒に譜読みをして、早速練習に取り掛かった。
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作者名：のの | 作成日時：2021年1月31日 14時
