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下に降りて台所に行くと、勝利とお母さんが何かを覗いている姿があった。
「何見てんの?」
私がそう聞くと勝利は目を大きく見開いて私の方を見てきた。
勝「ねえA、凄いよ。これ。めっちゃでかい。」
勝利が目をキラキラさせながらそう言う。
私は勝利とお母さんの間から覗いて見た。
そこには今までで1番大きい鮭がまな板の上に置いてあった。
「うわー、でかい。」
私が棒読みでそう言うと、
勝「なんでそんな感激しないの?めっちゃでかいじゃん。」
「いや、今まで毎日見てきてるから、笑」
勝「えぇなんだつまんないのー」
「まあ都会の人からしたら超感激するかもねー笑」
私が少しからかったように言うと勝利は下唇を突き出してまた鮭をじっくりと見始めた。
台所は笑いに包まれた。
爺「じゃあA、勝利くんに魚のさばき方、教えてあげんさい。」
「え!?」
爺「ほら小さい頃教えたじゃろう。」
「い、いや、でももう何年もさばいてないし...」
勝「へぇ、教えてよA。」
「え、えぇ?」
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佳奈 - お返事ありがとうございます!そうですよね!私は母の影響で音楽が小さいころからとても好きなので共感してくださる方がいて嬉しいです!うちの学校はオーケストラしかないので残念です(-_-;)これからも更新頑張ってください!応援しています! (2021年1月6日 0時) (レス) id: b112f160f2 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 佳奈さん» そう言って頂けてとても幸いです!!吹奏楽部じゃない方でも楽しめるようなお話を書けるよう頑張ります!!音楽って本当楽しいですよね^^* (2021年1月5日 10時) (レス) id: ab9231ad23 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈 - コメント失礼します!このお話とっても好きです!私は吹奏楽部ではないのですが音楽が大好きなのでこのようなお話が読めて嬉しいです!これからも投稿頑張ってください!応援しています! (2021年1月4日 22時) (レス) id: b112f160f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のの | 作成日時:2020年12月28日 23時