#46 ページ46
翔太side
Aを送った後、めちゃくちゃ悶々とした気持ちで1人歩く帰り道。
あいつ、何であんな可愛いんだよ…
久しぶりに会えて嬉しかった事もあるけど、なんだか妙に甘えてきたり素直に気持ちを伝えてきたりして…
とにかく可愛すぎた。
翔「はぁ、、」
思わずため息が出てしまう。
本当ならあのまま一緒に家に帰って、すぐに抱きたい気分だった。
だけどそれをグッと堪えた自分は本当に偉いと思う。
偉いっていうか…当たり前か。
ちゃんと仕事が決まってからAの所へ戻ると決めたんだから。
これは自分なりのケジメだ。
とは言え、来週必ず帰るとか大口叩いてしまったけど…
大丈夫かな…
と、急に不安になってくる。
だけどやれる事はやったし、面接だって結構好感触だったし…
“絶対大丈夫だ“と自分に言い聞かせる事しか今はできない。
それに…
さっきAに言った“やらなきゃいけない事“の問題もどうにかしないといけない。
それは、めめとの話し合いだ。
「奪っちゃえよ」とか言っておきながら、その相手が自分の彼女と分かった今、推奨する事なんてできるはずがない。
男同士、しっかり腹を割って話す為に俺は帰りを急いだ。
・
・
・
翔「ただいまー」
挨拶をしながら玄関を上がるのもすっかり日課になっている。
リビングへ行くと、風呂上がりのめめが薄暗い中で一人でしっぽりとウイスキーを飲んでいた。
翔「ただいま」
今度はめめに向かって声を掛ける。
目「おかえり。…今日は帰って来ないのかと思ってた」
そんな切なそうな顔でそんな事を言うから、何だか胸が痛くなる。
翔「お前と話す為に帰ってきたんだよ」
目「…うん、俺も話したいって思ってた。…俺さ、Aさんが好きなんだよね」
いきなり改めてストレートに言われると、やっぱり心穏やかではいられない。
翔「うん。…けど認めるわけにいかないわ」
目「分かってる。…けど、告白はちゃんとしたい」
翔「…」
目「俺、営業が上手くいったらAさんにご飯奢る約束したんだ」
翔「…うん」
目「それだけはやっぱ叶えたい。約束したし、マジでAさんには色々助けてもらったから感謝の気持ちっつーか」
翔「…いいんじゃん？行けば？」
俺の応えに意外そうな表情をして、めめが俯いていた顔を上げた。
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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー！ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません！？こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます！🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます！またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年8月12日 17時
