#25 〜第3章 ライバル登場？〜 ページ25
週明け、出勤すると何やらオフィスが騒がしい。
どうやら今日から中途採用の社員が新しくこの営業部に来るという噂をエレベーターで耳にする。
自分のデスクに座ると、愛ちゃんが早速目を輝かせてやって来た。
愛「ねぇA！新しく来る社員さん見た？！」
「見てないよ。今さっき来るって知ったばっかりだし」
愛「私さ、さっきたまたま入口の所で部長と話してるの見ちゃったんだけど、めっっっっっちゃくちゃイケメンだった！」
愛ちゃんは朝から大興奮だ。
「そんな興奮してたら愛ちゃんの彼氏泣いちゃうんじゃない？笑」
愛「いいの！それとこれとは別の話だから！」
「えー？そうなの？」と私は思わず笑ってしまう。
そうこうしているうちに、朝のミーティングの時間に合わせて部長と共に噂の社員さんが入ってきた。
足がめちゃくちゃ長くて高身長。
黒髪がよく似合う、噂通りの整った顔。
なるほど…
確かにイケメンである事には間違いないなって素直に思った。
「今日からこちらでお世話になります、目黒蓮です。よろしくお願いします」
目黒蓮と名乗るその彼は、部署内の全体を見渡してから丁寧に頭を下げた。
その時に、一瞬だけ目が合った。
部「目黒くんは、昔僕が担当していたお店の調理アルバイトをしてたんだ」
部長の説明によると、先日プライベートでお店を訪れた際に、そろそろバイトではなく働き方を変えてみたいと話す彼に、部長自ら逆オファーしたんだとか。
飲食店に携わっていた彼なら、また違った角度から新しい風を吹かせてくれるのではないかと、期待の眼差しを向けていた。
部「目黒くんは真面目でガッツもあるから、きっと大活躍してくれると思います。おまけにこの営業部で1番若くてフレッシュだし、渡辺くん以来のイケメンだからね！笑」
と、部長は冗談混じりで笑っていた。
周囲のみんなも「確かに〜！」と賛同し、ざわついている。
だけど私は、自ら責任をとって辞めていった翔太の事を思うと、全然笑う気にもはしゃぐ気にもなれなくて。
そんな風に軽い感じで話題を出された事に、何だか複雑な心境になってしまった。
そんな私の様子に、みんなが慌ててハッとするのも何だかとても気まずい空間だった。
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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー！ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません！？こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます！🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます！またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年8月12日 17時
