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#13 ページ13

辰「何?なべとついに初デート?」




こんないかにもな本を握りしめている今、当然言い逃れなんてできそうもない。




「…うん」


辰哉には何だかいつも嘘がつけなくて、正直に頷いた。





辰「これ見て予習してたの?笑」





「…バカにしてる?いいでしょ、別に」


ニヤニヤしている辰哉にちょっとムッとする。





辰「なぁんでキレてんのよ、笑 かあいいなぁって思っただけだよ」




辰哉はひょいと私から本を奪い、「どれどれ」とか言いながらパラパラページを捲り始める。




何だか今日はずっと卑屈になってばかりだ。



こんな自分は余計に可愛くないよね…



私は気持ちを一新して、ここはもう恋愛上級者(であろう)辰哉にむしろ色々と相談する事にした。






「ちなみに辰哉の初デートは?」





辰「俺?ん〜、どこだったかなぁ…確か遊園地?かな」





「えっ?初デートなのにそんな曖昧な記憶なの?」





辰「Aちゃんは、初めてをめちゃくちゃ大切にするタイプなんだね〜」



そう言ってまたしてもニヤニヤする辰哉。




「いいでしょ、そんなのは別に」



質問から何故か趣旨がずれて、結局私が恥ずかしい思いをさせられているのが何だか悔しい。







辰「いつ行くのー?」




「今週の土曜日だよ」




辰「えっ!もうすぐじゃん」




「そうなんだよ…、緊張する」




辰「ははは!緊張しちゃうかぁ、笑」




「隣歩いてて渡辺くんが恥かかないようにしないとだし」




辰「なんで?」




「何でって…」





どうしてあんな子と一緒にいるの?って思われたら申し訳ないもん。





辰「2人の噂、理系の教室まで広まってるもんなぁ」





「えっ!?うそ!?」





辰「うんマジ。みんな興味津々だよねぇその手の話は、笑」






…じゃあきっと辰哉の耳にも届いているはず。

‘’何であの渡辺くんの彼女が、あの子なんだろう‘’って…






辰「俺は2人はめっちゃお似合いだと思ってるよ」


私の心を見透かすように、辰哉がそんな言葉をくれる。





「…優しいね、辰哉」





辰「本当の事言っただけだけど」





「…渡辺くん、どんな服装が好きかなぁ…」





辰「ん〜何だろ。案外ボーイッシュな感じが好きとか前に言ってた気がする」





「ボーイッシュ?!え、詳しく!」





私はすがるように辰哉からの情報を求める。





「ははは!食いついて来た、笑」





そう笑って辰哉がポケットからスマホを取り出した。

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R(プロフ) - のまんぼーさん» とっても嬉しいです🥺💕読んでくださってありがとうございました!✨ (9月30日 2時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
のまんぼー(プロフ) - 初めまして。すごく素敵な作品でした!お互いが好きで切ない感じがめちゃくちゃ好きでした! (9月25日 23時) (レス) id: b15a367a8c (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん» いつも本当にありがとうございます😭みかさんのコメントめちゃくちゃ励みになってます🥺✨ (7月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - お疲れ様でした✨いつも読み応えあります (7月3日 20時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みんみんさん» こんなデートがしてみたかったなんて、本当に嬉しいお言葉です🥺ありがとうございます🥺💕最後まで読んで下さりありがとうございました☺️✨ (7月3日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R | 作成日時:2022年6月21日 20時

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