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辰「そう言えばAちゃん買い物は？どこですんの？」
「あ、あれ嘘。久美に気を使わせたくなかったから」
辰「え？」
「久美ね、私には言わないけど武道やったり勉強したり、帰ってからも本当に毎日努力してるし忙しくしてるんだ。なるべく早く帰らせてあげたいじゃん？」
辰「…だけど自分が一緒に電車乗るのは遠慮したのね？」
「今日はね。渡辺くんもいたし。普段は私も一緒に特急乗る事もあるよ」
辰「友だちファーストだねぇ。自分の気持ちも前面に出せばいいのに」
…そんなの…無理だよ。
辰哉と話してるうちに、あっという間に私の最寄りに着いた。
「ごめんね、付き合わせちゃって」
辰「楽しかったよ」
「じゃあまたね」
辰「あ、Aちゃん」
「ん？」
辰「もっと自分に自信持って。それからなべって素直じゃないとこあるから、そんなとこも受け入れてあげてね」
降りる寸前でそんな意味深な事を言いながら、ふにゃりとした笑顔で辰哉はヒラヒラと手を振った。
・
・
・
渡辺side
何だよあれ…
ふっかの奴、ぜってーわざと降りただろ。
走り出した電車の中で、ホームに残った2人の事を思ってはイライラした。
久「んはは！笑」
渡「…え？」
なぜか目の前の藤田さんが爆笑し始めた。
…てか俺、今藤田さんと初めて2人きりじゃん。
それなのに何も感じないのは、やはり（人1）さんへの気持ちが間違いじゃない事の証明となった。
久「渡辺ってさ、分かりやすくAが好きなんだね、笑」
渡「えっ…！なんで？」
久「なんでって…今だって辰哉と2人きりになって気が気じゃないーって顔してんじゃん、笑」
渡「…」
いやなんかめっちゃ見抜かれてんだけど。
…恥ず。
久「教室来る時も嬉しそうにAと話してるし、この前もカフェ行くの断られてムッとしてたもんね、笑」
藤田さんは結構鋭い人だと判明した。
そして益々俺の羞恥心をえぐってくる。
渡「2人って放課後よく遊んでんの？」
動揺を抑えるために、話題を変えてみる。
久「んー、遊ぶっていうかいつも私の都合でAにカフェに行くの付き合ってもらってるんだ」
渡「都合っていうのは？」
久「私の好きな人がそのカフェで働いてて。昨日もその人に連絡先を聞くっていう大事な日でさ」
…何となく、
話が見え始めた。
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R(プロフ) - なおさん» 何度も読んで頂き嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます！ (8月17日 22時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして！このしょっぴーと主人公ちゃんが大好きですー💕実は何度も読み返していて😊今日もきゅんきゅんさせて頂きました♥️ありがとうございます！続きもまた読みます💙 (8月17日 16時) (レス) @page50 id: 61924ce533 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん» 嬉しすぎます！ありがとうございます🥺✨ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 素敵すぎです！あー、しょっぴーに惚れてしまった♡ (2023年4月5日 13時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ピカンチ★さん» この作品を見つけて下さりありがとうございます🥺💙ハニレモ良いですね☺️🍋お時間がある際に良かったら番外編も覗いて下さると嬉しいです🥺💙 (2022年6月25日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年5月22日 14時
