#44 ページ44
「急用？」
辰「そ。Aちゃんと話そう〜って思って」
…
それのどこが急用なんだか。
彼の真意が全く分からないまま、各駅停車も到着した。
車内は程良く空いていて、私と辰哉は座席に並んで座る。
深「いいよねぇ各駅。めっちゃ時間かかるけど、笑」
「本当は何で降りたの？」
深「俺お邪魔かなぁと思って」
「え…？」
深「もしかしてだけど、なべに協力してる相手って久美じゃない？」
…薄々気付いていたけど、辰哉は勘が鋭い。
何も考えていないようで、実は周りをすごくよく見てるんだ。
「…」
事実は言えない。
だけど、嘘をついてもどうせバレてしまいそうで…
私は黙り込んでしまった。
辰「やっぱねぇ、、うん、なるほどねぇ」
無言を肯定と捉えたようで、またしても自分の中だけで何かを解決しているように頷いている。
こういう辰哉が、私は少し苦手だ。
「何、話してるのかな…今頃」
辰「ははは、気になんの？」
「そりゃあ…なるよ」
辰「お、認めた。だいぶ素直になったねぇ、笑」
デレデレしながら話す渡辺くんの顔が浮かぶ。
連絡先とか聞いてるのかな…
意外に意気投合してたりして。
久美も渡辺くんの魅力に気付き始めるかもしれない。
辰「けどさぁ、もしかしたらなべも俺たちの事気になってるかもよ？」
辰哉は試すような顔で私を見る。
「それはないよ。渡辺くんは目の前の久美の事でいっぱいいっぱいなはずだもん」
辰「ほぉ〜、、それは、、、ん〜、まぁ、そっか」
また苦笑いしてる。
本当に辰哉は何考えてるのかよく分からないや。
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R(プロフ) - なおさん» 何度も読んで頂き嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます！ (8月17日 22時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして！このしょっぴーと主人公ちゃんが大好きですー💕実は何度も読み返していて😊今日もきゅんきゅんさせて頂きました♥️ありがとうございます！続きもまた読みます💙 (8月17日 16時) (レス) @page50 id: 61924ce533 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん» 嬉しすぎます！ありがとうございます🥺✨ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 素敵すぎです！あー、しょっぴーに惚れてしまった♡ (2023年4月5日 13時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ピカンチ★さん» この作品を見つけて下さりありがとうございます🥺💙ハニレモ良いですね☺️🍋お時間がある際に良かったら番外編も覗いて下さると嬉しいです🥺💙 (2022年6月25日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年5月22日 14時
