#19 ページ19
「うーん…特に面白い話とか私にはなくて、今とても申し訳ない気持ちだよ」
渡「ふはっ！それがもはや面白い、笑」
意味不明なツボにハマって笑っている目の前の彼。
お腹も空いたし、とりあえず無視して私もお弁当食べよ。
「あ、じゃあさ、渡辺くんていつも何時くらいに学校来てるの？」
渡「結局俺の話になるのね、笑 まぁいーけど。
うーんとね、いつも1限始まる2分前くらいには教室入ってるイメージ」
「え、遅！」
渡「いんだよ、要は遅刻さえしなきゃ。言っとくけど俺無遅刻無欠席だからね？すげぇだろ」
突然の自慢が始まったけど、確かにすごいので何も言えない。
「それじゃあ久美には永遠に会えないよ」
渡「なんで？早いの？」
「一緒に待ち合わせしてるけど、私たちは結構早いかな」
渡「んな早く行ってもやる事なくね？」
って渡辺くんは笑ってる。
「じゃあ帰りは？」
渡「部活の日は遅い」
「待って、渡辺くん部活してるの？」
渡「え、してるよ。知らねぇの？」
なぜだか知ってて当然という姿勢で話す渡辺くんが少し可笑しい。
「何部？」
渡「バスケ部」
「あぁ〜」
渡「あぁ〜って何だよ、笑」
「ぽいなって」
渡「だろ？」
「だろ？」もよく分かんないけど、人気者の彼の部活動を知らないのは確かに自分でも不自然で違和感を覚えた。
だけど仕方ないよね、私は帰宅部だし。
渡「つってもほぼ幽霊部員つーか、あんまり行ってないけどね」
「じゃあ普段何してるの？」
渡「んー？まぁ遊んでんのかな」
その‘’遊んでる‘’が幅広い意味に聞こえてしまい、そこは深く追求しない事にした。
渡「けど朝練は好きでたまーに行ってる」
「ふふ、好きなのにたまになの？笑」
渡「いいじゃん、そこは。掘り下げんな、笑」
あぁ、楽しいな…
渡辺くんとこうして他愛もない話をしてる時間が、楽しくて嬉しいよ。
渡「つかさ、（人1）さんと同じくらいに藤田さんとも喋れっかなー」
「…渡辺くんなら余裕でしょ」
そうだった。
また勘違いしそうになったけど、これはあくまでも久美と渡辺くんを繋げる為のお手伝いにすぎないんだったね。
…だけど久美は宮舘先輩が好き。
いったい私は、いつどのタイミングでこの事実を告げるべきなのか、益々分からなくなってしまった。
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R(プロフ) - なおさん» 何度も読んで頂き嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます！ (8月17日 22時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして！このしょっぴーと主人公ちゃんが大好きですー💕実は何度も読み返していて😊今日もきゅんきゅんさせて頂きました♥️ありがとうございます！続きもまた読みます💙 (8月17日 16時) (レス) @page50 id: 61924ce533 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん» 嬉しすぎます！ありがとうございます🥺✨ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 素敵すぎです！あー、しょっぴーに惚れてしまった♡ (2023年4月5日 13時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ピカンチ★さん» この作品を見つけて下さりありがとうございます🥺💙ハニレモ良いですね☺️🍋お時間がある際に良かったら番外編も覗いて下さると嬉しいです🥺💙 (2022年6月25日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年5月22日 14時
