Twelve ページ15
『ぇ…?な、何これ、どういう事?』
「ッ!?Aちゃん!」
目の前の出来事に頭が追いつかない。ケイトが事情を説明してくれたけど、それでもやっぱり理解出来ない
いや、出来ないんじゃなくて、したくないんだ
『リドルが、オーバーブロットなんて…』
あんなに楽しそうに私の隣で笑ってたリドルが…なんて思っていても仕方ない。起こってしまったものだから
「ククク…ハハハハ!!ボクに逆らう愚か者共。そんな奴らはボクの世界には要らない。ボクの世界ではボクこそが法律。ボクこそが世界のルールなんだ!返事は"ハイ、リドル様"以外許さない。ボクに逆らう奴らは皆首をはねてやる!アハハ!」
正気を失ったリドルの背後には、ハートの女王の様な、頭がインクが入った瓶の様に真っ黒な玉がついてる化身のようなものがいる
『このままだとリドルの命が危ない…』
私の直感がそう告げ、マジペンへと手を伸ばす
「兎に角生徒の命が最優先事項です。他の寮生は私が避難させましょう。ローズハートくんの魔力が尽きる前に正気に戻さねば。命を失うことも最悪ですが、更に最悪なのは…」
声のする方を見てみるとそこには学園長の姿があり、学園長が居ながらオーバーブロットを止められなかったのかと少し苛立ちを覚える
でも私に責める資格なんて無い為喉まで出かかっていた言葉をゴクリと飲み込んだ
「兎に角君達は他の教員と寮長達に応援を要請して…」
クルッと私達の方へ向き指示を出そうとした学園長の言葉を遮る様に、赤髪の1年生がマジペンをリドルへ向け魔法を放った
「だらぁぁ!食らえ!」
「えっ!?」
「いでよ!大釜!」
「ふな"〜!」
1年生2人とモンスター1匹がリドルへと魔法を放つがそんなちっぽけな魔法が通用するはずがなくリドルの防御により呆気なく魔法が散った
「貴様ら、何のつもりだ?」
「ちょちょちょ、お前ら何やってんの!?」
「アイツ、あのままじゃ大変な事になっちまうんだゾ!?」
「流石にそこまで行くと寝覚めが悪い。それに…」
「まだ「ボクが間違ってましたごめんなさい」って言わせてねーし!」
リドルへと魔法を向けていたのあの例の問題児達で、なんて無茶な…って思いながらも面白いと思ってる自分がいる
そんな3人に折れたのかトレイやケイト、学園長もリドルを止めることになった
『皆、私の事も忘れないで。リドルを正気に戻すの。私もやる』
「A!あぁ、頼む!!」
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ただの腐女子 - これ…ホントにイドアズですか?オクタ監って感じかするのですが…????? (2021年12月2日 2時) (レス) @page42 id: a9c9d2d284 (このIDを非表示/違反報告)
萌絵(プロフ) - カレー作ってもらうって……カリム君カレー嫌いじゃなかった? (2021年10月5日 22時) (レス) @page33 id: 7848a62cb3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月23日 22時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜘蛛姫 | 作者ホームページ:http://sinngati
作成日時:2020年5月22日 2時