きょうは素直 ページ38
『まてません！』
そう言って、押し倒しながらキスをしてこようとするチャンミンを必死で止める。
『まだダメなの！』
その言葉に、チャンミンが止まる。
『まだ？』
チャンミンを見上げると、ニヤニヤした表情をしている。
『今はだめだけどぉーあとでならいいってことですよね？』
『…うん…そう…』
『Aさん、きょうは素直ですね？』
ニコニコしながらAを引き寄せ、ベッドに座り直させる。
それからは、チャンミンの部屋にある本や写真を一緒に見ながら、楽しい時間を過ごした。
『そろそろ、お風呂はいりますか？』
時計を見ながら、チャンミンがAに聞く。
『うん、そうだね。』
『いっしょに入りますか？』
『…チャンミンが、そうしたいなら…』
『Aさん、どうしましたか？きょうはいつもと違いますね？』
いつもなら恥ずかしがって断るし、この前の記念日だってお願いしてやっと入ってくれたのに、今日はすぐに、そうしたいならいいと言ってくれている。
さっきの発言と一緒に不思議に思いながらも、無理をさせているんじゃないかと心配になる。
『じょうだんですよ。きょうは料理もいっぱいしてくれたし、つかれてるでしょ？ゆっくりお風呂に入ってください！』
『ありがとう。チャンミン、先に入ってきて？私、その間に洗い物しちゃうから。』
『ぼくやりますよ！』
『ううん！あのキッチンすごく素敵だから、使わせて？』
そんなAの笑顔と言葉に甘えて、チャンミンは先にシャワーを浴びる。
髪を乾かしてリビングへ行くと、キッチンだけでなく、ダイニングもすっかり綺麗になっている。
『Aさん、ありがとうございます。1人で大変だったでしょ？』
『ううん、全然！動いてないと落ち着かなくて…』
『おちつかない？』
『あ、なんでもないの！』
Aをお風呂場へ連れて行くと、パジャマ代わりに自分の服を渡す。
『おおきいけど、これどうぞ！』
『ありがとう。借りるね。』
リビングに戻ると、チャンミンは照明を落とし、部屋をオレンジ色にする。
このくらいの明るさなら、お風呂から上がって部屋に来る時も、夜中にトイレに行く時も困らないだろう。
チャンミンは自分の部屋も、間接照明だけにする。
柔らかく部屋を包むこの照明が、チャンミンは気に入っている。
部屋のドアを開けっ放しにしてAを待ちながら、チャンミンは音楽を流した。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
