お揃いにしちゃう？ ページ30
『何がいいかなー。』
窓際の席でランチを食べながら、目の前のユイはAと同じくらい悩んでくれている。
先日、ユイはAがネックレスを着けていることに気がつき、きれい！どこのですか？と聞いてきた。
その夜、Aはユイをあの韓国料理屋さんに誘い、チャンミンと付き合っていること、三橋にも認めてもらえたことを話した。
ユイはすべてを分かっていると思ったが、自分の口から、きちんと報告したかった。
喜んでくれたユイに、100日記念日にネックレスをもらったことも話すと、えーステキー！Aさんは何をあげたんですか？と聞かれた。
まだ…と答えると、今度一緒に探しましょう！と言ってくれたのだ。
『アクセサリーで返したい気もしますけどー』
『それなんだけど…』
Aもそれは考えたが、チャンミンが新しいアクセサリーを身につけたら、きっとファンはいろいろな憶測をするに違いない。
『ファンの人たちは、きっと何をあげても気付くと思うんだけどね。』
『でもアクセサリーだと、なんか重みがありますもんね。』
そんなことを話していると、食後のデザートと紅茶が運ばれてきた。
『うわぁ！おいしそう！』
嬉しそうなユイに笑うと、Aは紅茶を一口飲み、窓の外を見る。
土曜日ということもあり、ブランドが立ち並ぶ街にはたくさんの人が溢れている。
交差点に目をやると、渡ってきた外国人カップルが立ち止まり、楽しそうに彼氏の携帯を2人で覗き込んでいるのが見える。
2人が手に持っているものを見て、Aは声をあげる。
『あ！』
『どうしました？』
『あれ、どうかな？』
Aが外を指差すと、ユイもそちらに目を向ける。
歩き出したカップルを見ると、いいかもです！と、ユイは賛成してくれた。
『わたしも、ゆーたさんに買おうかな？』
『じゃあ色違いとか、デザイン違いとかにしちゃう？』
『お揃いかよーとか文句言いながら、絶対喜ぶやつですよ！』
2人は顔を見合わせて笑う。
『せっかくお揃いなら、ユノさんにもあげたいけど…』
Aの言葉に、ユイも頷く。
『ぼくだけ仲間はずれ！ってなっちゃいますよね。』
ユノの姿がすぐ浮かび、また2人は笑い合った。
『ユノさんも誕生日とかだったら、ちょうどいい理由になるんですけどねー。』
いちおー調べてみましょっか！と、ユイは携帯を操作する。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
