女は度胸 ページ16
『ユノさん入りまーす！』
『おねがいしまーす！』
メイクと着替えを終えてスタジオに入ると、ユノは人数の少なさに気づく。
『おー、ユノ！頼むな！』
『わたるヒョン！なんか、スタッフさんすくないね？』
『今日は最小限で撮るんだ。Aの下着姿なんて、うちの男どもに見せたらどうなるか…』
西野は、想像して苦笑いする。
『今回は、スタッフにも言ってないんだ。相手役がAだって。俺も、撮影はじまったら外に出るよ。そのほうがAもやりやすいだろうし。』
だから、プロに任せる！とユノの肩をポンッと叩く。
『うん。』
その西野の言葉で、ユノにスイッチが入った。
実はさっきまで、相手がAだと思うとドキドキしていた。
でも、相手が誰だろうと、プロとして最高の仕事をするのがユノだろ？と、自分に言い聞かせる。
少なかったスタッフが1人、また1人と部屋を出て行き、スタジオにはカメラマンと照明スタッフ、そして西野とユノだけになった。
入り口が開く音に振り向くと、Aとユイ、そして香田が入ってくる。
『ユノさん。よろしくお願いします。』
ユノの前に来ると、Aはにこやかに話しかける。
ユノはAの表情や雰囲気を見て、あー大丈夫だと思った。
この仕事を、自分と同じように、きちんとやり遂げようという覚悟を感じる。
『うん。ヌナ、よろしくね！』
『じゃあ、立ち位置決めたら、俺らも外出るよ。』
そう言って香田をチラっと見て動き出す西野に、どうして？とAが聞く。
『そのほうが、Aもやりやすいだろ？』
『渉やユイちゃんがいてくれるほうがスムーズに進むよ。香田さんにも、撮影しながらチェックしてもらいたいし。』
じゃあ、立ち位置決めよ！とユノとスタスタ歩き出すAを見ながら、Aさんかっこいい！とユイが目をキラキラさせる。
男2人は、女ってやっぱり度胸ありますよね、そうだなと、苦笑いした。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
