占いツクール
検索窓
今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:4,261 hit

ページ14





「…安心しろ。もう、手荒な真似はせん」

「?」


閉まった襖に視線を向けたと思ったら、ふと親父さんが言った。


「あれのこと、本気なのか改めて見極めさせてもらった。…少々、手荒であったのは謝る」


あれは多分、Aのことを指すのだろう。

…てことは、さっきまでのことは全て親父さんが仕組んだ事だったのか。

決して最善とは言えない行動も多々あったように思えて、思わず目を泳がせる。


「そのような身の上だ。いつどうなるか分からないだろう?…だから、Aのことは託したくなかったし、一緒にさせたくなかった」


それに、身分も違うからな。と付け加え、親父さんが言った。

…そんなことは分かっていたつもりだったが、さっきのAを見て、その考えは浅かったことを知った。

待っている者と行く者。同じようで、全く違う。


「だが、ようやくわかった」

「え?」

「力だけが、全てで無いことを」


親父さんは、少しだけ頬を和らげそう言った。

力…?

たった一言なのに、たくさんの意味が込められている気がしてならなかった。


「…Aのもとに行ってやってくれ。…土方さん」

「…っ!あっ、ありがとう、ございます」


親父さんは今までとは打って変わって、笑顔で俺を送り出してくれた。

ああ、早くAに会いに行かなくちゃな…。


▼→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定キーワード:銀魂 , 土方美零 , 土方十四郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:土方美零 x他1人 | 作成日時:2018年10月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。