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休日2 小瀧side ページ25

お化け屋敷から観覧車の頂上行くまでに何回かAとキスできた。笑


嫌がられるかと思ったけど、なんや照れとるしよかった…


そう、そして今は観覧車の頂上。

俺流のジンクスを考えてきたのである。


「頂上でキスすると永遠に結ばれる」

じゃなくて、

「頂上でした約束は必ず守られる」


だから俺は婚約指輪とプロポーズの言葉を渡した。


驚いたことに、Aは喜ぶどころか泣いてた。

綺麗な泣き顔やな…

女の涙に綺麗さを感じたのなんか初めてや…

今まで見てきた女の涙はどれも「面倒くさい」としか思わへんかったのにな。


俺たちはずっと手をつないだまま帰宅した。

あっという間にAの家に着いてしまった。


玄関の前で向かい合って立っていると、Aが何か言いたそうだったので耳を傾けた。

するとキスされてしまった。

このとき俺は立っているのがやっとの状態だった。


なにすんねんこいつーーー!//

めっちゃ可愛いやんけコラ!//

どうするつもりや俺を!//


心の奥で叫びながら、小さな声でAに「もう一回」と告げると、意外にしてくれた。

何回してくれるんかな?と思い、「もう一回」と告げると、今度はしてくれなかった。




貴方「…望からして?//」




じらしてまたAからキスさせたろうかと思ったけど、そんな余裕はなかった。


だって小首かしげながらお願いしてくんねんで?

やるしかないっしょ。笑


調子に乗って長いキスをしたら、無理矢理口を離された。

嫌われたかな?;

いや、大丈夫やな。顔真っ赤や。笑


また調子に乗ってしまいそうだったので、今日は切り上げることにした。



ーーー数日後ーーー



あ、今日学校や。


サッと用意を済ませて学校へ向かった。




?「望?」


小瀧「あ…」




朝から道で俺に声をかけてきたのは、俺が初めて付き合った彼女だった。




元カノ「久しぶりやな!元気してた?」


小瀧「うん」


元カノ「望は相変わらずかっこいいな。今彼女いるん?」




この元カノとは自然消滅で別れた。

恋愛興味ないって言ったのに、本人とか周りがうるさいから付き合ったってのが原因かな。

まぁ全く未練はない。




元カノ「同じ学校の人?」


小瀧「そやけど…」


元カノ「望。私まだ好きやねん。付き合おうよ…」


小瀧「それはできひん。俺にはあいつしかおらんから。」




言い捨てるように俺は学校へ足を進めた。


そして授業が始まってもAは来なかった。

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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2015年2月26日 22時

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