優しい王子様小瀧望 (ページ21)

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デートページ21

前のお話を読み返してると、少し伝わりにくい部分がございましたので訂正させていただきました！

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電車を乗り継ぎ、遊園地についた。

貴方「うわぁ、あのジェットコースターこわそう…」

小瀧「乗ろか！笑」

貴方「うん、いこ！！」

小瀧「あれ、意外…笑」

望が驚いてたけど私はズンズン進んでいった。

いろいろな絶叫マシンに乗り、疲れたので休憩した。

小瀧「Aすごいな。笑俺もうヘトヘトや～…」

貴方「あ、ごめんな；次はゆっくりできるやつ乗る？メリーゴーランドとか！」

小瀧「メリーゴーランドって…笑俺はあかんやろ。笑」

貴方「えー。笑じゃあもうちょっと休憩する？」

小瀧「なんでやねん。笑まだ行ってないちょうどいいのがあるやん。笑」

望の視線の先を見ると、定番のお化け屋敷だった。

うーん、苦手でもないけど得意でもない…

貴方「私は平気やけど、望行きたいん？」

小瀧「行きたないけど行きたい。笑」

あ、苦手なんやな。笑

これはおもしろそうや…笑

私たちはお化け屋敷の入り口に並んで待機し、まもなく順番がやってきた。

小瀧「うわー、緊張するわー…やっぱやめへん？」

貴方「あかんよ！せっかく並んだのに…」

望の腕を引き、無理矢理中に入った。

ほぅ…結構リアル…

小瀧「ちょ、おまえほんまに平気なん？！俺もうリタイア…」

貴方「もー。笑じゃあ私の肩持ってていいよ。」

そう言うと望は後ろから両手で私の両肩をしっかり掴み、私を盾にして隠れた。

小瀧「はい、進んでいいよ！走ってゴールしよ！」

貴方「ふふ、可愛い。笑」

小瀧「うわ、バカにしやがって！出たら覚えとけよ～！泣」

私はゆっくり前進していった。

たまに急に立ち止まると、望がびくりと震えて「何？！」と言うのが可愛くて可愛くて…笑

お化け屋敷の真ん中あたりまで来ると、いかにも照明が壊れましたみたいなとこがあった。

貴方「んー、足元見えにくいから気をつけてな。」

小瀧「なんで？やばい？なんか出てくる？」

貴方「大丈ーー」

私が「大丈夫」と言おうとすると大きな布のようなものが降ってきた。

薄っすら見えてた視界が真っ暗になり、パニックになった。

貴方「え？！なにこれっ…接触なんて絶対ないはず…」

小瀧「セットが崩れてきたんかもな…」

貴方「これは、こわい…」

さすがに声に出してしまった；