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「これで挨拶は終わりましたね。では＿＿」
「レオナがまだよ」
「必要ねぇな」
そう言って此方を見据えるレオナ様とクロウリー学園長を除いた皆さんは？を頭に浮かべて同様に此方を見る。
『ええと、何処から説明すれば良いのか……
俺は元々ロイヤルソードアカデミーの生徒として在学していたのですが、レオナ様の兄上様＿つまり夕焼けの草原の国王様から直々に、レオナ様と共に卒業するようにという命を下され此方に編入を致しました』
「ちょ、ちょっと待ってくれ。国王直々にという事は、君は国に仕えているのかい？」
『そうなります。僭越ながら、国直属の騎士団の団長を務めさせていただいています』
「騎士団の、団長…！？」
『今はしがない側近です』
皆さんが多種多様な驚き方で絶句し、その様子に何事かと首を傾げれば仕切り直すようにゴホン、と咳を一つおとすクロウリー学園長。
「彼はサバナクロー寮生ですので、キングスカラーくんはバイロニアくんを寮部屋へ案内してから教室まで一緒に行ってあげてください。
2人は同じクラスにしてあります」
私、優しいでしょう？と自賛しながら捲し立てるように扉の方へ背を押される。
クロウリー学園長の気遣いに感謝しながら流れに身を任せて歩くと、後ろからレオナ様も来て下さっているのが気配で分かり案内してもらえるようで安堵した。
「では、何かあれば"程々に"来てくれて構いませんので」
面倒事が嫌なのか程々に、を強調しながらも気にかけてくれるので、苦笑しながらもどうしようもなくなった時には頼らせてもらおうと思った。
それでは、と再び学園長室へ戻ったクロウリー学園長。
その様子を見届けていれば、レオナ様はすぐさま踵を返し先程も通った廊下を進み始めた。その半歩後ろを同じ速さで着いて行き、互いに沈黙のまま鏡のあった部屋へ向かって行く。
程なくして何事も無く鏡の部屋へ着き、レオナ様に続いて両脇に松明が置かれ牙が幾つも飾られた鏡に入った。
そして変わった景色を見渡せば、夕焼けの草原と雰囲気の似た立派な土地に馴染みやすい雰囲気の寮が建てられていた。
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ぽいんせちあ(プロフ) - すぅぅぅぅ…だぁぁぁいぃぃすぅぅきぃぃでぇぇぇぇす！！！応援してます！！ (2022年7月14日 22時) (
レス) @page28 id: 29021d68a0 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あっこれ楽しいやつだ…更新楽しみに待ってます… (2022年4月17日 9時) (レス) @page28 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
..... - とっても好きです！！更新頑張ってください！応援しています！！！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です！更新頑張ってください！ (2021年3月30日 12時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
馬と鹿 - 読みやすく何処か引き込まれる文章に感心します…。謙虚な作者の姿勢に、また尊敬の意を表したい！！ 応援しております！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：濁瀬 | 作成日時：2020年7月13日 0時
