23話 ページ24
−武道side−
──2017年8月
花垣｢変わらなきゃ！！ヒナに告白するんだ！！｣
上手くいかなくて当たり前だ。
自分を変えるチャンスなんだ！
｢あれ？車乗ってねーじゃん。ダリィ｣
花垣｢？、、独り言？変な奴、、、｣
｢まとめてやっちまおうと思ったのになぁ。鈴はアッチに居るし無駄足かよ、ダリィ｣ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
手の甲に"罰"の刺青！半間か！？
何でアイツがこんな所に？
、、、車？
オレが乗ってない？半間はオレが車で来たことを知ってた？
まとめてって、、まさか！？
ザッ
花垣｢ヒナ！！｣
ズドン！！
花垣｢ヒナぁあああ！！！｣ﾀﾞｯ
｢タケミチ？｣
花垣｢！？｣
｢お前、何で、、何でお前が乗ってねぇんだ？｣
花垣｢アッくん！！？何でここに、、！？｣
千堂｢"いつからこうなっちまったんだろう？オレは今や稀咲の兵隊だ。東卍の奴らはみんな稀咲の言いなり"｣
前と同じ事言ってる！？
何でアッくんがヒナを！？美容師じゃねぇの！？東卍とは関係ねぇはずだろ！？
何で同じ事言うんだよ！？
同じじゃん！！何も変わってねぇじゃん！！
変わったはずだろ！？
『バァーン♡』
ドン！
花垣｢！？｣
ドォオン！！！
花垣｢ヒナ！！！｣
『見てわかんねぇ？もう手遅れだわ』
花垣｢！！｣
誰だ！？
銃持ってる、この人が撃ったのか。
半間と同じスーツ、半間の仲間か？
何で、何で殺しに来るんだよ？
未来を変えたのに、ヒナに会えたのに、アッくんまで、、！！
『彼女と一緒に送ってやりたかったのになぁ。まさか乗ってねぇとは』
花垣｢何で2人を殺した！？｣
『は？知らねぇよ。そんなんどうでも良くね？もう死んでんだから』
花垣｢テメェ、、！！｣
ガッ
『勇気あんな、銃持ってる奴に掴みかかるとか。死にてぇの？』
花垣｢っ、｣
マイキー君やドラケン君と同じくらいの圧がある。
身長差がありすぎて見下ろされる。
怖くて足が震えそうになる。今すぐ逃げ出したい。
でも、この人はアッくんがヒナを殺す事を知ってたんだ。
じゃないとこんな状況で冷静で居られるわけがない。
もしかしたら殺されるかもしれない。
そうなればタイムリープが出来なくなって誰も救えなくなる。
早く、どうにかしないと。
『花垣武道、会うのは12年ぶりだな？』ﾆｺ
花垣｢え？｣
『つーか手ぇ離せよ』
花垣｢あ、｣ﾊﾟｯ
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作者名：翡翠 | 作成日時：2021年8月6日 10時
