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青Side
康二に名前を呼ばれて二人のいるベンチまで駆け寄る。
「目黒邪魔。俺もう疲れたから座らせて」
我が物顔で康二に膝枕してもらってるとこ悪いけどふっかも可哀想だし？
まぁ本当に疲れてはいるんだけど
とりあえず二人の邪魔をしてみることにした
「……あぁ、ごめん」
「ん？」
こんなに素直に、しかも立ち上がって譲ってくれるとは
思ってなかったから何だか拍子抜けしてしまう。
さっきまでは楽しそうだったのに、
今の目黒の表情は何かを考えているのか、
とても険しかった。
「どうしたのお前」
「へ？」
「なんか変じゃね？」
「…疲れてるだけだよ」
「ふーん」
なら良いかと目黒のことは気にせず康二の隣に座る。
反対側にはふっかが座った。
「お疲れ二人とも」
「さんきゅ。てかさ、お前こっち来ることふっかに言ってなかったの？寂しがってたぞこいつ(笑)」
「おいっ！///」
「あれ？言ってなかったっけ？ごめんふっかさん！」
「別に良いよ…」
そう言いつつ分かりやすく拗ねるふっかに苦笑する。
「だってめめにも誘われたんやも〜ん…。皆のかっこいいとこ撮りたかったんよ…。ごめんなぁ？」
「…っ」
きゅるるんと上目遣いで康二が謝るもんだから
ふっかが射抜かれてしまった。
…やっぱおもしれぇなこいつら
「もう良いよ…」
「ん。ふっかさんめっちゃかっこよかったで？かっこよすぎていっぱい写真撮っちゃった」
「…あっそ//」
くふふっと少し恥じらいながら笑う康二と
そんな康二に照れつつもなんとか耐えているふっかに
思わず吹き出した。
「お前らカップルかよ(笑)イチャイチャすんな」
「はっ？お前まじっ…！///」
「何なんそれ(笑)」
俺の言葉にふっかは顔を真っ赤にして怒ったけど、
康二は俺たちから視線を逸らして控えめに笑った。
その横顔が少し、
本当に少しだけ、綺麗だなって思った。
「…なぁ、写真見せてよ」
「うん！」
これがさっきのふっかさんで〜と嬉しそうに写真を見せる康二と、
カメラを覗きながら優しい顔をしているふっかを見たら
何だか二人きりにしてやりたくなった。
「なぁ目黒、」
帰ろうぜと声を掛けようと振り返った時に俺の目に映ったのは、
苦い顔をして二人を見つめる目黒だった。
まるで二人に嫉妬しているかのような、
そんな表情に胸がざわついた。
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真夏野スピカ(プロフ) - 美音さん» コメントありがとうございます！可愛く書けているか不安だったのでそう言ってもらえて嬉しいです(笑)更新頑張りますね♪ (2020年12月6日 0時) (
レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - mitsuさん» コメントありがとうございます！やっとnbさんを落とせました(笑)更新頑張りますね(^^) (2020年12月6日 0時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく拝見させて頂きます！無自覚な康二くんが本当に可愛らしい！モテモテ3b組を惚れさせてしまうとは！流石康二くんです(*^^*)この話を読んでると、もういっその事皆と付き合ってしまえ！と思ってしまいます（笑）無理せず頑張ってください！ (2020年12月5日 1時) (レス) id: 9de8645e39 (このIDを非表示/違反報告)
mitsu(プロフ) - はじめまして！はじめからずっと楽しみにして拝見させて頂いています！nbさんはkj君を好きになる日がくるのだろうか・・・と思っていたのですが、ついにこの日が！笑この2人とても好きなので、続きがさらに楽しみになりました！ (2020年12月5日 0時) (レス) id: 9dabb44cad (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - ゆきみ島さん» コメントありがとうございます！無自覚可愛い！伝わって嬉しいです(笑)更新頑張りますね(^^) (2020年11月30日 0時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真夏野スピカ
| 作成日時：2020年11月19日 0時
