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ピ、ピ、ピ、ピ、
機会の音が、病院の個室で虚しく響く
司「姉貴………」
ガラ…
山手「っ!…どうして司がここに居るのよ!」
新橋「どーした?山手……っ!」
司「……カンケーねーだろ。お前達は、仲良く二人でお見舞いか?」
山手「バイト先の先輩だから、来るのは当たり前でしょ」
新橋「そうだ」
『っ……つ…かさ?』
司「!!…姉貴!」
山手「(え…?今、司…姉貴って…)」
新橋「(アイツ、姉貴何かいたんだな)」
『山手さんも……隣の子は?(体を動かそうとする)ズキッ
うぁっ!』
司「姉貴!…無理すんなよ…」
『ご、ごめん…司、肩貸して』
司「あぁ、ほらよ」
『ありがとう…それで、隣は?』
新橋「俺、新橋カズマです。山手のバイト先で働き始めました」
『そう、よろしく(ニコ』
新橋「あっはい!」
山手「……カズマ、もう行こ…」
新橋「あぁ、じゃぁ、失礼しました」
ガラ…
司「……………」
沈黙……
『……ねぇ、司…』
司「…何だよ」
『司にね、黙ってた事があるの』
司「!?」
『アタシは、アンタの本当の姉じゃない。
従兄弟としての姉なの』
司「っ!……それでも、姉貴は姉貴だ!」
『そう、ありがとう……』
司「なぁ、姉貴……」
『何?』
司「好きな人とか…いんのか?」
『居ないよ』
司「…そうか…(好きな奴居ねーのか)
明日には、退院出来るってよ」
『明日か、分かった。ありがとう』
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作者名:毒キノコノコ | 作成日時:2015年3月31日 18時