【東リベ】l'amour c'est 《season2》 (ページ16)

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episode61 ページ16

2005年10月31日決戦当日。

私はマイキーから指示されたようにエマと2人でマイキーの家にお留守番中。

朝からお見送りする時のマイキーの顔は覚悟を決めた顔色をしていて、圭ちゃんを連れ戻してくれる事を必死に願っていた。

すると

エマ「A〜そんな顔してたらマイキーが帰ってくる前にAが倒れちゃうよ〜」

そう言いながら私の座ってる隣にくるエマ。

本当はドラケンの事が心配な筈なのに一切感情を表に出さないエマは私よりも強い。

A「エマは強いね？私もエマのようになりたい」

エマ「私はAのようになりたいな〜」

A「ふふ」

そう言いながら待っていると

プルルルル…

A「‼︎千冬君からだ…」

そう言って電話に出た私。

松野「Aちゃん？マイキー君が…マイキー君が…」

マイキー…？

電話越しの千冬君の声を聞いて嫌な予感がした…。

千冬君は圭ちゃんの可愛がってる副隊長で何度も抗争する皆んなを側で見てきたはず。

誰かが殴られたり流血したりと…目を覆うような事を見てきたはずだ。

それなのにあの千冬君の焦った声はただならぬ状況だという事が伝わってきて、

A「エマ‼︎私行ってくる‼︎」

エマ「えっ？A…待ってよ…」

追いかけてくるエマをそので待っている東卍のメンバーに託しそのまま決戦の地へ向かった。