episode60 ページ15
集会が落ち着きをみせた頃私は千冬君と武道君の元へ向かった。
A「千冬君‼︎武道君‼︎」
松野「Aちゃん？」
花垣「Aちゃん‼︎」
A「千冬君には明日辛い気持ちにさせるかもしれない…。ごめんね？」
松野「謝らないでください。Aちゃんは何も悪くないです」
A「ふふ、本当圭ちゃんの事尊敬してるんだね。喋り方も雰囲気も圭ちゃんに似てる」
花垣「Aちゃん俺たちに何か用があってきたんじゃない？」
武道君の一言でさっきまで笑顔で話していた私は真面目な顔でお願いをした。
A「明日私は決戦に行けないの…。だからもしマイキーや圭ちゃんが危険な事に巻き込まれそうになったら教えて欲しい‼︎」
花垣&松野「‼︎」
A「他の幹部の人やマイキー達はダメだって言うし、こんな事頼めるの2人しかいないの…お願い…」
姫である私がこんなお願いをして迷惑なのは十分分かってる。
だけど、今回だけは胸騒ぎがして何故か怖くて自分の我儘を抑えられなかった。
頭を上げてくださいと慌てた様子の2人だったが、中々頭を上げない私に諦めたのか
松野「分かりました」
と了承してくれた。
A「ありがとう千冬君‼︎」
そう2人にお礼を言ってマイキー達の元へ向かおうとした時
稀咲「それが貴方の出した答えですか？」
目の前に稀咲が現れた。
A「稀咲…」
稀咲「別れないっていう答えだと捉えていいんですね？」
A「私はマイキーから離れない‼︎そして圭ちゃんも東京卍會もマイキーも貴方に渡さない‼︎」
そう決めてた答えを稀咲に伝えた。
稀咲「分かりました」
そう言って集会の場から立ち去る稀咲。
絶対反論してくると思っていたがあっさり帰っていった。
なんだったの？
終始不気味な稀咲に私はさらに不安を募らせた。
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作者名：AI | 作成日時：2022年8月20日 16時
