【東リベ】l'amour c'est 《season2》 (ページ14)

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episode59 ページ14

抗争前日の夜バルハラ決戦の決起集会。

私達はそれぞれ特攻服とドレスを着て集会場所に集まっていた。

龍宮寺「これより対バルハラ決戦の決起集会を始める」

このドラケンの一言で集会が始まった。

佐野「みんなよく集まってくれた。明日俺達はバルハラとぶつかる。売られた喧嘩だ。俺らに得るものはねぇ。そして敵の中には場地もいる。裏切り者は容赦しねぇそれが東卍のやり方だ」

私はマイキーの言葉を聞きながらメンバーの表情を見ていると、千冬君の落ち込む姿が目に入った。

圭ちゃんの事を慕ってくれてた人だ…。

千冬君のその気持ち絶対無駄にはさせない‼︎

そう思いながら目線を稀咲に向けた。

稀咲は相変わらず同じ表情のままで、表情一つ変えず心が読めない所も不気味で仕方ない。

しかし

佐野「オレガキになっていいか？」

そのマイキーの一言に稀咲の眉はビクッと反応した。

A「ふふ、やっぱりマイキー節出ちゃった」

そう小声で言いながら続きを聞くと

佐野「俺はダチとは戦えねぇ。それが俺の出した答えだ‼︎みんな力を貸してくれ‼︎明日俺らはバルハラをぶっ潰して場地を東卍に連れ戻す。それが俺らの決戦だ‼︎」

そう言い切ったマイキー。

東卍の皆んなも歓声をあげながらその気持ちに賛同していた。

佐野「ごめんAとケンチン。俺は総長失格かな？」

A「マイキーが総長失格ならその答えに導いた私も失格だね？」

龍宮寺「何言ってんだよ。この歓声が答えじゃね？」

圭ちゃんを思いながら3人で決意を決めたのだった。