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「ま、また先越された…」

「よ、夜さん、髪ですもん!ノーカンですよ!」

「駄目。俺が許さない」

バタンと勢いよく閉められた扉に手首を抑えられ、抵抗するつもりはないが私は抵抗する術を無くした。

「ごめん、ちょっと強引だけど許して」

いつもは少し上にある夜さんの顔が目の前にあってドキッとしたのも束の間で唇を奪われた。

優しく、長く、フワフワとした気分になるとろけるようなキスに目を閉じた。
唇が離れた時にはもう頬の赤みは隠せないほどだった。

「可愛すぎるのもいけないね。俺が我慢出来なくなりそう」

「そんなこと…」

「あるよ。現に隼さんにも好かれちゃって…」

今度はきつく抱きしめられて耳元に吐息がかかった。

「今だけ独り占めさせて…お願い」

「…私、絶対に夜さんのお願いは断れないですよ」

「良いこと聞いたかも」

夜さんの鼓動を肌で感じる。
それは私と同じくらいに早かった。
いつもの夜さんとは違ってすごく勢いのある、っていったら変かな?
少し強引な夜さんだったけれど緊張していたんだ。
やっぱり可愛い人、って思う。

私はそんな夜さんが大好きだ。

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設定タグ:ツキウタ。 , 長月夜 , Procellarum   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2016年9月1日 22時

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