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＿＿翌日
｢本当に来るのかな？｣
一応早起きはして外出の準備はしておいた。
時刻は9時。
ピンポーン
インターフォンが鳴り立ち上がる。
宅急便とかかもしれないと思ってバッグは置いておく。
｢はーい。どちら様…｣
｢おはよう、Aちゃん。急に来てごめんね｣
｢俺もいるぜ｣
｢おはよう、姫様。今日は僕達でエスコートするよ｣
｢夜さんと陽にぃまで…隼さん何処に行くんですか？｣
｢それは秘密さ｣
人差し指を口元に当てて口角を上げる隼さん。
後ろの2人は少し困り顔…。
問題の人のお守りは大変そうだ。
準備しておいたバッグを手に取り、外に停めてあった車に乗る。
｢初めまして。お前がAちゃんか｣
｢え、っと初めまして…｣
｢俺の名前は文月海。そいつらと同じグループの1人だ。よろしくな｣
裏表のなさそうな笑顔で自己紹介してくれた海さん。
この人はまともそうだ。
｢じゃあ海、よろしく頼むよ｣
｢お前が車内で騒がなければ問題はねぇよ｣
｢陽は手厳しいねぇ｣
既に隼さんと陽にぃで騒がしい気もするが隣の夜さんは静かだ。
｢夜さんは静かですよね｣
｢え、あぁ…この濃いメンバーだとそうなっちゃうかな｣
｢…大変ですね｣
｢そうだね。でも楽しいよ｣
海さんとは少し違う感じがするこの優しい笑顔は心が暖かくなる。
認めたくはない。
迷惑になるって分かってるから。
絶対に言わない。
.
.
私は…夜さんが好きなんだ。
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作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2016年9月1日 22時
