. ページ20
.向井side.
メンバー達に会う前
色々歩き回って写真を撮ってたら
スノーマンのアイドル 及川美鈴ちゃん
が前から走って来た
そこまで親しいわけじゃないし、声はかけないでおこう
って思ったけど
苦しそうな顔をしてたからつい呼んでしまった
康「 その口どうしたん 」
普通なら 転んだ とかで言い訳するけど
この子は なんでもない で言い訳をした
ウソが下手な子やな
今にも泣きそうな顔してるやん
相談相手は確かしょっぴーやったっけ
提案すれば
しょっぴーには言えない事らしい
「 お話するのでその代わりに
渡辺先輩達には言わないでください。」
康「 え、俺でいいの？」
びっくりした
しょっぴーにも相談出来ないことを
俺に相談するか...
珍しい子 やな
康「 じゃあ場所変えようか 」
近場のカフェに移動して
美鈴ちゃんのお話を真剣に聞く
簡単に言えば いじめを受けてる って話しやった
左頬の赤みと口の傷は
叩かれてできたもの
今回が初めてじゃないらしい
辛かったな
しんどかったな
滝沢くんに言えばいいのに
って思ったけど、
言わない理由がちゃんとあるんやろうな。
目が合わないのも気になる
聞いていい事かダメな事かわからんけど、
今ならいいかな
康「 目合わせないのもそれが原因？」
「 ... 」
康「 また今度聞かせて
これから仕事やろ？」
「 はい、」
康「 戻ろか 」
康「 あんまり一人で抱え込んじゃあかんで 」
「 ...はい、」
康「 しょっぴーに言えなかったら
俺でもええから。」
「 ありがとう、ございます、」
,
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：抹茶 | 作成日時：2021年11月16日 5時
