遊戯王の短編集だZE☆【遊戯王】 (ページ11)

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【ユーゴ】ページ11

『なぁ、ユーゴ』

俺は目の前に広がる青空をぼんやり眺めながら隣に居る、ユーゴに声をかけた。

俺がこの次元に来た時、世話になってから友達になった。

｢なんだよ｣

寝転がっている俺を少し見てから真似するように彼も寝っ転がった。

『…平和だな、』

｢そんな事かよ…｣

呆れながら言うユーゴ。

『いや！だって平和が1番だろうが！！』

｢へいへい、そーですね｣

『そうだぞー、平和だぞー…』

正直、遊ちゃんと柚子に会いたい。
俺の大切な弟と妹だ。

ーまぁ、血は繋がってないけどな

あー、あと、零児くんにも会いたいな。
久しぶりに。

昔は俺の方が背が高かったのにな。
すぐに抜かされてしまった。

『？』

昔の事を思い出しながら暫く記憶を辿る。
でも何か違和感を感じた。

まるでその記憶だけ抜き取られた様な。

あれ、俺なんか

忘れる、？

｢ーーーーおいっ！｣

『ん？なんだ、ユーゴ』

｢……お前、大丈夫かよ｣

『……いや、何かを忘れてる様な気がするんだ。』

｢ふーん｣

『お前から聞いてきたクセに…』

｢悩んだって仕方ねぇだろ。
今を考えろ｣

『ほぉ、ユーゴでもたまにはまともな事言うんだな…』

｢お前は俺を何だと思ってんだ！！！｣

俺は少し考える素振りをしてから

『馬鹿？』←

と答えた。

｢上等だ、こら。
てかお前に言われたかねぇよ！！｣

『なっ！！俺は馬鹿じゃにゃい！！！』

｢噛んでるじゃねぇな！！｣

『こりぇは！！…んん、生まれつきだ！！！』

俺は呼吸を調えてから一喝した。
それから声論が絶えなかった。

(別にこんなヤツ、好きじゃねぇ、し…。)

(あー、遊ちゃんに会いたい…)←

---------- ｷﾘﾄﾘ -----------

オチなんてないよ