130話 ページ6
無惨が持っていた“獄門彊”が破壊された。
それは五条先生が死んだと示すには充分な出来事だった。
無惨と師範と私。圧倒的にこちら側が不利な状況の中、私はもう戦う気力がなかった。
エ「っ〜!!」
無惨「…」ニタァ
自分の目の前で師範が弱っていくのを見る他なかった。
「や゛めで…!お願い… いやあ゛あ゛ぁぁぁ!!」
泣き叫ぶだけ。
何も出来ない自分に腹が立つ。
なのに…、腹が立つのにもう何も出来ない。
それぐらい私の精神は限界だった。
無惨「恨むのならば自分自身を恨め。お前のために護る仲間もそろそろ限界みたいだぞ?」
ドサッと音を立て私の横へ倒れたのは血まみれの師範。
「︎︎…あぁ…っ」
もう自分自身では止められない。
「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い…大嫌いっっ!!!!!!!!!!」
溢れ出す
「あ゛ぁーーー!!!」
自分なんてもうどうにでもなればいい。
エ「A落ち着きなさい!!…大丈夫だから、ね?お願い…いつもの、Aに…戻ってっ…」
師範が私を壊れ物の丁寧に扱うかのように抱きしめる。
けどもう、今の私にはあの時の抱きしめられた暖かさも、それが師範だということも、言葉も、何も響くことは無かった。
「月夜術式…展開」
もう、早くみんなの所へ逝きたい。
けどそんなの今の私には許されない。
「クロユリ」
この日私は、自分に“呪い”の花言葉をかけて自分自身を呪った。今持っている呪力全てが1つの塊となり、私の身を纏う。
意識を手放す寸前、見えた光景は泣いてる師範と、状況を理解出来ていなさそうな炭治郎くんと、目を見開いて驚いている
___恵だった。
「こん、なわた…しで…ごめ……ん、ね」
どうかこんな私を
・
無惨「…堕ちたな。これで鬼殺隊も術師も簡単に手は出せまい。なんだってこの呪霊は、花宮Aと一心同体。
攻撃する度に花宮Aの命が削られる。
取り憑かれた呪霊を全部祓い終わったところで花宮Aは死に近い生死を彷徨うのだ。
____実に愉快だ。」
4:48
花宮Aの負の感情により特級呪霊「
(※あ、名前はもちろん適当です。)
悠仁と宿儺のような関係です!
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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時