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そして約束の日が来た

橋の上で川の流れを見つめながら待つ

緊張して激しく脈を打つ心臓を宥めるように、ひたすら川の流れを見つめていた

「ぇ…」

小さかったが、確かに声が聞こえた

聞き覚えのある、涙が出そうなぐらい懐かしい声

(一人称)はゆっくり振り向いた

(一人称)も、男の人も目を見開いた

そこにいたのは背の高い男の人だった

だが、似ている

その癖のある髪も

その隠れていない方の顔も

似ているのだ

太宰に

『だ、ざい…?』

太宰「Aなのかい…?」

確信した

太宰だ

『太宰!会いたかった…!』

(一人称)は太宰に飛びついて抱きしめた

太宰は優しく受け止めてくれた

太宰「私もだよ」

太宰の声は震えていた

泣いているのだろう

太宰の胸に顔を埋めているから見えなかったけど

(一人称)も泣いた

ちゃんと此処に太宰がいる

温かい

生きている

それが、どれだけ嬉しかったことか

国「おい!何処に……何でも無い、今回の依頼は俺だけで十分だ」

急に現れた眼鏡の人は怒鳴ったと思えばそっぽを向いて何処かに歩いて行った

太宰「ふふっ、面白いね国木田くんは」

『知り合い?』

太宰「同僚」

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海百合クラゲ(プロフ) - 癒さん» 読んでくださりありがとうございました。無事完結できました!実を言うと自分も書いてる途中に泣いちゃったんですよねw (12月2日 19時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
- 投稿お疲れ様でした。読んでいる途中泣いてしまいましたw (12月2日 18時) (レス) @page39 id: e03313e9cb (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 些紀さん» 俺の作品を好きになってくれてありがとうございます!頑張って続きを投稿するので楽しみに待っててくださいね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - はらさん» コメントをくださる貴方の方が最高です!続き頑張りますね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
些紀 - 大好きな作品です!続き待ってます!!! (4月22日 6時) (レス) @page9 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年3月24日 18時

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